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短梢・長梢樹形でのジベ処理の作業性について

2017年6月5日

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種無しブドウにするためにジベレリン処理をしました。

ジベレリンについて

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ちなみにジベレリンだけでは完全には種無しになりません。
僅かながらに種が残る場合があります。
※本当に小さい種が残るなど

なのでジベレリンだけではなく、ストレプトマイシンというのも添加します。

シャインマスカット」の無核化にはストレプトマイシン処理が有効

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ジベレリン処理は二回に分けて行い、1回目は満開〜数日以内に行います。

このタイミングを逃すと種無しにならなかったり、奇形果になったりします。

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面白い事に
ブドウには花びら(花弁)は無く、代わりにキャップ(帽子)があります。

このキャップが全て外れる時期が満開期で、その時期に一房一房確認しながら目残しがないように確実にジベレリン処理をしていきます。

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ジベレリン処理のポイント

串カツ田中と同じで2度漬け禁止

2度漬けしてしまうと、房の形が変形してしまい商品にならなくなります。

また、全てのキャップが外れる前のタイミングでジベ処理してしまうと、同様に奇形果(海老反り状態)になります。

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こうなってしまうと商品になりませんので、切り落とすことになります。

なので当園では房の上部に肩(出っ張り)を二つ残し、1回目のジベ処理をしたら一つその肩を折ります。
そうする事で、1回目のジベ処理をしたよ!という目印になり、判断ができます。

二回目のジベ処理も同様に行います。

また、このジベ処理がいつも梅雨の時期と重なるので厄介です。
処理後に雨が降ったらやり直しなので、慎重に天気を読みながら行います。

作業性について

ジベ処理をしていて、長梢に比べて新短梢樹形の方が作業性はかなり良いです。

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長梢樹形

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短梢樹形

短梢の方が移動が直線的になるのでジベレリン処理がし易いです。
長梢樹形では房を探し回らないとなりません。
※誘引の時に整列させれば良いですが、結局誘引に時間がかかります。

短梢樹形ではデメリットもあり、長梢樹形と比べて収穫量が少ない事や、収穫時期が遅くなるなどがあります。

しかし収穫量については、実際に長梢樹形では棚を新梢が綺麗に埋まっているのか疑問に思います。
ぱっと見埋まってるように見えて、実際は房が無い枝とかもありますし。。

短梢樹形の方が圃場図をしっかりつくりこみ、きちんと計算した上で植栽計画をつくれば長梢よりも収量がとれると私は考えています。
※摘芯を念頭において、新梢が何センチ伸びるのか?それに基づいて樹間の幅、株間、列間などを検討する。

もちろん樹勢が強くて収穫時期が遅くなるのは確かですが、環状剥皮やタイベックなどの光反射シートで収穫時期を早めてやれば良いと思います。

総合的に考えて短梢の方が作業性がよいと考えており、種ありブドウを除き、今後は短梢樹形に移行していく予定です。

経営者である農家は一つを見るのでは無く、全体を考えないとなぁと改めて思いました。

上の方がブドウの短梢栽培について詳しく書いてあります。

下の方は、農業試験場で行われている最先端の樹形および、その管理の仕方が記載されています。

何をするにしても基本をおさえてから実行に移したいものです。

 

 

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青木果樹園

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