桃のJVの摘果をしました。
JVとはジョイントV字の略です。
立ち木と違って脚立を使わないので、上り下りの動作がなくなり、移動が直線になるので効率良く作業ができました。
JVの摘果
真っ直ぐなので移動が楽。
桃のJVの摘果は
下向き、横向きの果実を残します。
上向き(内向き)を残すと果実が大きくなった時の自重で軸折れがおきる場合があります。
それに線の内側にあると収穫がしにくいですよね?
JV仕立ての良いところは
•移動が直線で収穫がし易い。
•脚立が不要(高さにもよりますが、踏み台があれば十分)
•線が張ってあるので側枝が折れにくい。そのため立ち木よりも生産可能な年数が長いかも。
※桃は老木化してくると折れやすくなります。けっこう寿命が短い果樹です。
•鳥よけの防鳥糸などが張り易い。
※やり方次第では、トンネル式のビニールをかける事で雨よけ栽培も可能です。
•ジョイントした翌年から収穫が可能。
育苗1年、ジョイントしてもう1年、3年目から収穫が可能です。収量も立ち木よりも多く、側枝も長く使えて枝の更新も楽です。
デメリットはジョイントする事による病気の伝播が考えられます。
梨では問題ないとの事でしたが、桃は何かの資料で見た気がします。
それとジョイントする作業が最初は手間なところですね。
ですがデメリットを上回るメリットがあるのでオススメです。
最初の一歩を踏み出すのは勇気がいりますが、試しにやってみてはいかがでしょうか?
果樹踏み台 棚下用アルミ踏み台 取っ手付 ステップ高さ:25cm
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踏台は一つあるとすごい便利です。