根元や主枝の分岐部に近い所は太い枝が出やすく、太くなり易いので剪定にコツがいります。
剪定と誘引のポイント
原則としては
主枝の先端に行くほど、予備枝を増やし(+結果枝を減らし気味に)、根元に近いほど結果枝を増やします(予備枝を減らし気味に)。
※成木になり樹形が安定したら、先端の方も結果枝を増やしていきます。
これが逆になってしまうと、先端が弱くなり伸びなくなります。(先端の主枝が細くなる)
そして根元の枝が太くなり、養分がそこにとられて木全体のバランスが崩れてしまいます。
木のバランスが崩れると根元から強い枝がふく事が多くなり、先端の方は枝が少ない状態になります。
また、太い枝や太くなり易い根元に近い枝はノコギリで割りをいれます。
そうするとその枝の勢いが弱くなり、太くなりにくくなり、短果枝がつきやすく来年も使える可能性が高くなります。
※ただしあくまで傾向なので、絶対ではありません。
また、根元に近い枝は主枝の先端とは逆方向に誘引する(追い出し)ことで、枝の勢いを弱めることができます。
結果枝が少ない場合、使える枝が限られている場合は無理矢理使っちゃいましょう。
※もう少し根元に割りを入れて曲げれば良かった。。あまり良い誘引ではありませんね。。
割りを入れたところはビニールテープを巻けば胴枯れが入りにくいので、必ず巻きます。
胴枯れは雨水で伝染するので濡れないようにすれば大丈夫。
それと、枝の根元に割りをいれます。
割り入れ
潜芽(隠れている芽)の上あたりに割りを入れると、そこの芽が動いて枝が出やすくなります。
↓の画像です。
切り口の下にあるのが潜芽です。
あくまで出るかもしれない。ので、祈りながら割りをいれます。
品種毎に剪定方法が異なります。
剪定に慣れてきたら内容が頭にスッと入ってくると思います。
フェルコの回転式ハサミです。
取っ手が回転するので、腱鞘炎になりにくい構造だそう。
ライオンのハサミを愛用しているため、こちらにシフトしようか迷っています。。。
どうしようかなぁ。。