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ドライヤーやヒートガンの延長コードの発熱対策

2025年6月2日

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消費電力が大きいドライヤーやヒートガンは、延長コードを使うとコードが発熱してしまい大変危険です。

延長コードにも「線の太さ」があるので、太めのものを選びましょう。

市販の延長コードで多い「より線の太さ」

 

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屋内で使う一般的な延長ビニルコード(VCTでは無い方)は、より線の太さが1.25m㎡のが多いです(または1.5m㎡)。それの許容電流は12A(1.5m㎡だともう少し大きめ)となります。

ビニルコードの被覆などの関係で1500Wまで使用可と書いてありますが、消費電力が1200Wのドライヤーだと流れる電流は12A(100Vの場合〕なので、結構余裕がないので延長コードが発熱してしまいます。

コードが熱を持つと劣化に繋がるので、延長コードが古くなり使った時に火事になる恐れが出てきます。

 

延長コードは「より線が2m㎡以上」のがオススメ

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市販の延長コードは1500Wまでのが多いですが、2m㎡のより線を使った延長コードは許容電流が17Aと大きいので、余裕があり発熱しにくいです。

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屋外用の延長コードも2m㎡が安心です。消費電力が大きいものを使う時は線が太めのものを選びましょう。

 

コードリールのコードは全て出して使う

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コードリールは簡単に収納できて使いやすいですが、消費電力が大きいものを使う時は必ず全部のコードを出すようにします。コードは巻いてあると熱を持ちやすいので発火の原因となります。

30mコードリール事故は火災&火傷事故へ 大惨事へ繋がります!

リンク先ではコードリールの被膜が熱で溶けて銅線が剥き出しになっています。必ずコードは全て出した状態で使用しましょう。

また、温度センサー付きのコードリールや漏電遮断機付きのコードリールもありますので、もしもの事故を防ぐことが可能です。

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