ブドウの栽培

【ブドウの袋かけ】袋かけの時期·袋かけをする理由·ブドウの袋の種類を解説

2019年7月5日

【ブドウの袋かけ】袋かけの時期·袋かけをする理由·ブドウの袋の種類を解説 31

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ブドウの袋かけの時期・正しい方法・袋の種類・袋掛けをする理由を解説します。

また、袋かけをする理由は具体的な例をあげて説明します。

間違った袋かけをしてしまうと房の上部が日射しで焼けてしまったり、

病害虫による被害が出たり、ボルドー液による汚れが出るので

正しいやり方をしましょう。

先に結論!

  • 袋掛けの時期は本摘粒を終えた6月中下旬~7月上旬頃に行う。
  • 袋掛けをする事で病害虫から守ることができる。




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ブドウの袋かけとは?ブドウの袋かけをする理由

ブドウの本摘粒後にブドウの袋掛けをします。

なぜするのかと言うと

ブドウの袋掛けをする理由

  • 害虫による食害などから守るため
  • 雨水などによって感染する病気から守るため
  • 防除による果粉(ブルーム)の溶脱を防ぐため
  • ボルドー液による液だれ汚れを防ぐため
  • 強い日差しからブドウの房を守るため=日焼けの防止
  • 着色を促すため(特殊な袋)

があるからです。

ブドウの袋掛けで害虫対策【スリップス=チャノキイロアザミウマ】

ブドウの粒が茶色くかすれたようになる害虫被害の

スリップス=チャノキイロアザミウマから守ることができます。

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チャノキイロアザミウマ(スリップス)

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スリップスの被害果

上の画像のように外観が大変悪くなってしまいます。

袋掛けをする前にきちんと病害虫防除をして殺虫してから

袋掛けをすることでスリップスを防ぐことができます。

事前にスリップスを退治しておかないと、

袋のかけのタイミングで中に入ってしまったら

袋の中で飼うことになるので、増殖して被害が増えてしまいます

袋の中に虫が入ってしまったら写真のようになってしまいます。

防除後に乾いたら当日のうちに袋掛けをするのがおススメです。

また、止め口はしっかり留めて、隙間からアザミウマが入らないようにしましょう。

ココがポイント

  • 袋掛けをする前に殺虫剤を散布して防除する。
  • 散布後に乾いたら当日のうちに袋掛けをする。

ブドウの袋掛けで病気対策【べと病・黒とう病】

ブドウの留め口に隙間があいていると

そこから雨水を介して病気が侵入します。

黒とう病などの病気がすでに発生していたら

農薬を散布後に乾き次第、当日中に袋かけを行います。

すでに畑のどこかで胞子が生成されているので、

被害果をこれ以上増やさないようにするためです。

ブドウの【べと病】

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ブドウのべと病です。

最初は粒が茶色くなりますが感染拡大すると

しぼしぼの梅干しのようになっていまいます。

ブドウの【黒とう病】

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黒とう病の被害の様子

ブドウの黒とう病です。

房に感染すると、黒い点々の症状がでます。

外観を損ねる病気です。

ココがポイント

  • 袋かけをする前にスリップスや黒とう病の防除をする
  • 黒とう病などがすでに発病していたら農薬を散布後に乾き次第、当日中に袋かけをする。

ブドウの袋掛けでボルドー液による汚れを防ぐ

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袋掛けをしないと上のブドウのように、

ボルドー液によって白い汚れがついてしまいます。

ブドウで使うボルドー液とはICボルドー66Dのことです。

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井上石灰
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ICとは井上石灰の略で、石灰=カルシウムが含まれているので

画像のように白くなってしまいます。

このように表面を銅イオンや石灰が覆うことで病原菌の侵入を防ぎます。

ちなみにICボルドーはカルシウムと銅イオンの単純な混合液なので

有機農産物に使用できる農薬で、回数制限や収穫前日数などの制限がない

環境にやさしい農薬になります。

ただブドウにつくと外観が損なわれるので、

必ず袋掛けをしてから散布をします。

ココがポイント

  • ボルドー液の散布前には必ず袋掛けをすること

 

ブドウの袋かけの時期・タイミング・掛け方

ブドウの袋掛けの時期や、タイミング、掛け方の解説です。

ブドウの袋掛けの時期

本摘粒を終える6月中下旬~7月上旬頃に行います。

袋かけをする前にスリップスや黒とう病の防除を徹底しましょう

ブドウの袋かけの基本

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画像のように房が袋の中心になるように袋をかけます。

袋の口を房の上部に近くにすると日射しと熱により

粒が萎れたり日焼けを起こす可能性があります。

特に近年は気温と日射しの強さが強い(高い)傾向なので、

その確率は上がっています。

なので必ず房が袋の中央にくるようにします。

また、留め口はしっかりと軸を巻き込み折りたたむように留めます。

口が少しでも空いているとそこから水滴が入り込み病気の原因になりますし、

スリップス(チャノキイロアザミウマ)が入り見た目が悪くなってしまいます。

同様に隙間が空いていると、雨水が中に入り病気にかかったり、

ボルドー液による液だれで、ブドウが白く濁ってしまいます。

ココがポイント

  • 病害虫対策として、留め口は雨水や虫が入らないようにしっかりとめる。
  • 日焼け防止のために、ブドウの房が袋の中心になるようにする。

ブドウの袋の向き

窓付きやスリット入りの袋の向きに注意しましょう。

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スリットや窓がある部分は北側に向けて袋をかけます

理由は【太陽は東から昇り西へ沈む】ので窓やスリットを東西の方に向けてしまうと

そこから強い日射しが入り日焼けの原因になるからです。

なので窓やスリットの部分は北側に向けて袋をかけます

また一律の向きに付けたほうが着色が確認しやすく、

作業性の向上にも繋がりますので統一しましょう。

また、留め口は緩まないようにしっかり留めましょう。

ブドウの袋のサイズ

  • 大粒系統(藤稔、ピオーネ、シャインマスカット、クイーンニーナなど)【19〜21サイズ(大~特大)】
  • 中粒系統(巨峰、竜宝、安芸クイーンなど)【17〜18サイズ(中~大)】
  • 小粒系統(デラウェアなど)【16サイズ以下(小〜中)】

袋が小さいとブドウの粒が大きくなった際に、

袋にあたって擦れてしまうので注意。

上のサイズはあくまで例です。

摘粒で丈を長く作ったり粒を増やして大きくした場合は、

袋のサイズをワンサイズ上に変更します。

ブドウ袋の種類

ブドウの袋には着色を促進することを目的としたモノや、

窓付きで着色具合が確認でき収穫の判断をし易くするモノがあります。

BIKOO - L 二重袋(傘付)250×350 サイズ (農産物保護用袋 大) 100枚入・傘無しタイプ

透明のフィルムでブドウの着色を促進する袋になります。

ただし、極小の細孔が空いているのでボルドー液などを散布すると

果実が白く汚れる恐れがあります。

また傘無しタイプは日射しが強すぎる年では

日焼けや熱による萎れが起きることもあります。

窓付き ブドウ袋

窓付きのブドウ袋なので収穫時に着色の様子を確認し易いです。

黒系ブドウは日中や朝方など光の加減でどうしても見にくいので

窓付きはかなり助かります。

青系ブドウの専用袋

青系ブドウ専用の袋です。色むらを無くし熟期を統一させるのに使うそうです。

上2/3が青色の理由は、日差しの強いブドウ園で全面青だと葡萄の下側だけ熟期が遅れるため下側1/3が白色になっている。




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まとめ

品種やブドウの丈によって袋の種類を変えます。

そのためには房作りや本摘粒の時にどんな房型にするかを計画しときます。

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  • この記事を書いた人

青木果樹園

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