梨の栽培 農業機械・専門道具100選 慣行栽培(二本主枝や長梢)の方法

【若木の管理】梨の主枝を誘引するのに便利な道具を紹介

2017年12月13日

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梨の二本主枝の若木の時の管理方法の紹介です。
主枝が折れないようにかつ綺麗な角度にするときに役立つ道具があります。

主枝を出す位置・高さ

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棚の高さにより、苗の主枝となる枝を出す高さは異なります。
当園では棚の高さが190cm近くあるため、130~150cmほどから主枝を出します。

通常は120cmくらいです
※主枝部分を棚下にして結果枝の誘引をし易くする方法もあるため、その場合はもう少し主枝を出す位置は下にします。

個人的には主枝の根元の空間も結果枝の配置に使いたいため、T型にしたいですが、そうすると強い枝が根元から出やすいため迷います。
それと、主枝を水平に誘引するのは難しい。。
折れたりなどするので。。

その点ではジョイント栽培は主枝の誘引管理がし易いので、綺麗な樹形が作れます。
枝を隙間なく配置できるので収穫量もアップできるので。
デメリットとしては肥沃な土地の場合だと樹勢が強くなり、結果枝が落ち着かないので小まめに摘芯しないと短果枝がつかなくなります。
もちろん品種毎に異なるので花芽が付きやすい豊水や樹勢が弱い秋麗などはジョイント向きです。

主枝の誘引に便利な道具

JVの棚を作るときに使った角度計を使います。

上のを使い主枝の角度が60°になるように誘引します。

主枝を支えるときの支柱はイボ無しの支柱を使います。
イボがあると風ですれてしまい主枝が傷つく恐れがあります。

 

ニューガーデンクリップ(16mm用)
を使って支柱の角度を60°にして支柱の先端を棚に紐で縛り付けます。

その後、固定した支柱にゆっくりと折らないように主枝を誘引して固定すれば完成です。
ただしその後主枝が折れるパターンがあるので折れた際は応急処置として
トップジンペーストやテープで巻いておきます。

 

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