梨の栽培

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真

2019年4月29日

梨の剪定方法を画像で解説

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青木果樹園
冬に行った剪定の結果が春過ぎになり、どうなったかを解説します。

切った後を確認することで、来年はこうしたら改善できるなど復習できるのでオススメです。

 

\ 剪定の基本技術や品種別の特性が記載されているおすすめ教本です/


 

梨の剪定とは?

剪定の目的は、毎年コンスタントに最大収穫量を得ることです。

4〜5年使った古い枝を切って新しい枝を出したり、果実を実らせる枝(結果枝)や今年一年間は果実を実らせずに養分を蓄えさせる枝(予備枝)をルールに沿って剪定することで、翌年の最大収穫量を目指します。

ただ、品種やその土地の土壌によって梨の切り方が異なるので注意しましょう。

 

梨の剪定・誘引早見表

枝の種類 用途 剪定の仕方 残す枝の長さ
(枝の勢いや品種によって変わる)
先端の芽の向き 誘引角度
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花芽が多い1年枝
結果枝
(長果枝)
先端を5cmほど切り戻す 70~140cm 上芽
(棚にべったり)
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花芽が多い2年以上の古い枝
結果枝
(短果枝)
先端の立ち上がりの枝を5cm位に切り戻す 70~140cm 上芽
(棚にべったり)
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葉芽が多い短く細い枝
予備枝 先端を強めに切り戻す 15~20cm 上芽or横芽 45°
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葉芽が多い長く太い枝
長い予備枝
(待ち枝)
先端を5cmほど切り戻す 70~140cm 上芽or横芽 30~45°
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主枝上の短果枝(花芽)
予備枝候補 除芽
(花芽を取る)
1~3cm
(花芽の部分だけを取る)
- -

 

梨の剪定時期

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梨の剪定時期は葉っぱが完全に落葉した頃(11月中下旬頃)〜開花前(2月下旬頃)の休眠期間中に行います。気候によって異なりますが神奈川県では11月中下旬頃~2月下旬頃の間に剪定をしています。休眠期間中は、芽が動かない(樹液の流動が止まっている)ので剪定しても木が衰弱することが無いからです。

 

落葉後に剪定を始める理由

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葉っぱは養分を貯蔵する役割がありますが、その養分が集まる場所は時期毎に異なります。開花~収穫までの期間は光合成で得た養分を果実に貯蔵しますが、収穫後~落葉までの期間は翌年の生育のために花芽や葉芽、枝に養分を貯蔵するのです。

収穫が終わったからと言って直ぐに剪定を始めてしまうと、枝や芽にいくはずの養分が十分に貯蔵できなくなり(※枝を切ってしまうと葉っぱもなくなるので)充実した花芽にならなかったり、翌年の新梢の出が悪かったり、最悪の場合は木が枯れる恐れもあります。なので、収穫後~葉っぱが落葉するまでの期間は剪定を我慢して、完全に落葉しきるのを待ってからにしましょう。

養分の貯蔵について

  • 開花~収穫までの期間:養分は果実に貯蔵される
  • 収穫後~落葉までの期間:養分は芽や枝、木に貯蔵される

 

開花前(鱗片脱落期前)に剪定を終わらせる理由

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鱗片脱落期(3月中旬頃)は、蕾が膨らみ鱗片が剥がれてくる時期のことをさします。その際に剪定した枝が蕾(花芽)にぶつかると、せっかくの花芽がポロっと落ちてしまいます。そうなると収穫量や葉枚数が減少してしまうので開花前には剪定を終わらします。

また、その頃には水が上がる(樹液が活動する)ので剪定による枝や木の衰弱が起きやすいので注意しましょう。

 

梨の花芽と葉芽の違いとは?

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青木果樹園
梨の剪定の基本の花芽の見分け方について解説します。
剪定で一番重要なポイントなんだな!
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花芽と葉芽の見分け方

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剪定の基礎となる花芽はなめ葉芽はめの見分け方です。文字通り、『花芽は花と葉をつける芽』で『葉芽は葉だけ・・・をつける芽』です。花をつけるということは将来は実をつける芽になります。この見分け方が分からず、葉芽ばかりの枝を残してしまうと実が付かない『タダの枝』になってしまうので注意しましょう。

花芽の基本的な見分け方は、その芽がふっくら大きいかどうか?です。上の比較画像で示すとおり、花芽はふっくらしていて葉芽はぺたんこです。この違いで判断します。

 

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    花芽(花と葉っぱ両方出る)
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    葉芽(葉っぱのみ)

左の画像は花芽が春先に出蕾したところです。花芽なので花と葉っぱの両方が出ています。

右の画像は葉芽が春先に伸びたところです。葉芽なので葉っぱのみ出ています。

 

ココがポイント

  • ふっくら大きいのが花芽
  • 小さくぺたんこなのが葉芽
  • 花芽は花(将来は果実)と葉っぱをつける芽
  • 葉芽は葉だけをつける芽

 

芽の種類

 

花芽

花芽

夏に伸びた枝(新梢しんしょう)につく花芽です。コレが沢山ついている枝を長果枝ちょうかしとしてよく使います。

 

鬼芽

鬼芽

徒長枝とちょうし(太かったり、伸びすぎた樹勢が強い新梢)によくついている花芽なのですが、あまり良い花をつけないので良い実がなりにくいです。特徴は葉芽よりも大きいが、とがった形をしている様が鬼の角に似ているので『鬼芽』と呼ばれています。

 

短果枝

  • 短果枝
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2年目の枝につく花芽。短果枝たんかしは普通の花芽(長果枝)に比べて芽の養分が充実しているので、良い果実をつけやすいです。待ち枝に良くつきます。

右の画像の○の凹みは昨年に果実をつけた跡(果軸が付いていた箇所)です。

 

中果枝(短果枝群)

中果枝

短果枝を長く使っていると画像のように短果枝群(中果枝ちゅうかし)になります。3年以上使っている古い枝に良くつきます。この芽も短果枝と同じで充実した花芽なので良い果実をつけます。別名で、ショウガのような形から『ショウガ芽』とも呼ばれます。

 

葉芽

  • 葉芽
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葉芽です。花芽に比べると小さいのが特徴です。これが沢山ついている枝は予備枝や待ち枝で使うことが多いです。

 

帯状花芽

  • 帯状花芽
  • 帯状花芽

たまにある奇形の枝と花芽です。花芽が帯のように連なっているため『帯状花芽』と呼ばれています。枝が変形しているものが多く扱いづらいため、あまり使わない(残さない)枝です。

 

止め葉

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『止め葉』と呼ばれる花芽です。新梢が伸びる過程でこの芽が形成されると、新梢の伸びがそこでストップします(二次伸長する場合もありますが)。上向きの芽ではないので長果枝や予備枝では切り落とします。

 

はげ芽

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『はげ芽』と呼ばれる葉芽です。品種『あきづき』などでよくみられる芽で、果実をつけた翌年に短果枝(短果枝群)にならずに芽が枯れてしまった状態です。小さな陰芽があるので葉っぱが出る可能性もありますが、これが多い枝は果実をつけないので切り落とします。

 

梨の病気の枝・枯れている枝の判別

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梨の病気の枝や枯れた枝の対処について解説します。

 

生きている枝・枯れている枝の判断方法

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生きている枝は茶色で切断面は薄緑色です。逆に枯れた枝は表面が真っ黒になり、切断すると中が薄緑色では無く肌色です。枯れる原因は胴枯れ病や萎縮病、モンパなどがあります。枯れている枝はパッと見で判断できるので、見つけたら先に剪定して除去しましょう。

 

カイガラムシの被害枝の対処法

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カイガラムシが密集していると新梢(枝)の伸びや花芽に悪影響が出ます。上記の画像はカイガラムシによる被害枝で、枝の表面がデコボコになってしまっています。しかし、枝としては使えるので枯れてしまった芽などを除去すれば問題ありません。

 

梨の結果枝と予備枝の配置について

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梨の結果枝・予備枝の配置割合について解説します。

 

梨の結果枝は1マスごとに配置する

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梨の棚線は1マス約40cmの構造です。結果枝は40cmごとに配置するのが理想です。

この配置間隔が狭いと以下のデメリットが生じます。

  1. 風の通りが悪くなる。
  2. 葉っぱが伸びてきたときに影ができるので光合成がしにくくなる。
  3. 影ができるので根元から新梢(予備枝)がでにくくなる。
  4. 葉っぱが重なるので農薬がかかりづらくなり、病害虫被害が多くなる。

以上を防ぐために結果枝の間隔は40cmごと(1マス)にします。

 

梨の結果枝と予備枝の配置割合

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1本の樹にたいして結果枝と予備枝(待ち枝含む)の割合は1:1にします。例えば結果枝を10本配置したら予備枝も同様に10本配置します。

また、先端にいくほど予備枝の本数を多くして結果枝を少なくします。先端は細く養分が届きにくい部分なので結果枝を多く配置すると新しい枝が出にくくなってしまいます。逆に根元は新梢が出やすいので結果枝を多く配置して予備枝を少なくします(根元は予備枝が0本でもOK)。毎年コンスタントに収穫量を上げるには、このように場所によって結果枝と予備枝の割合を変えます。

 

主枝の先端について

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主枝の先端は養分を引っ張るために枝を上に出させます。本数は2~3本ほどで良いですが切り戻す枝は10cmくらいにします。あまり短いと芽が出るのが遅くなり、養分を引っ張る役割を果たせなくなるので注意。

 

梨の主枝・亜主枝・主幹の短果枝は除芽する

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主枝や亜主枝についている短果枝(中果枝)は果実をつけないので除芽(花芽を欠く)します。中果枝では根元からバッサリと切除して新しい芽が出るのを期待します。そのまま中果枝を置いていて、仮にそこから新梢が出てくれても折れやすいので切除します。

 

ココがポイント

  • 結果枝は1マス(40cm)ごとに配置する。
  • 結果枝と予備枝の割合は1:1にする。
  • 主枝の先端にいくほど結果枝を減らして予備枝を増やす、根元にいくほど結果枝を増やして予備枝を減らす。
  • 主枝の先端の新梢は10cm位に切り戻す(あまりに短いと引っ張り枝として機能しなくなる)。
  • 主枝・亜主枝についている短果枝(中果枝)の芽は除芽する。

 

梨の長果枝の剪定方法

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梨の長果枝ちょうかしの剪定方法について解説します。

 

花芽がたくさん付いている枝を使用する

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1年生の長果枝の剪定は、まずは花芽と葉芽を確認して花芽が多いのを結果枝として使います。ですが、花芽が少なくて葉芽ばかりの枝を残すと実が全く付きません。そもそも葉芽は葉っぱしかでない芽なので果実をつけることができません。なので、ふっくらとした花芽が多い枝を結果枝として使うのです。

 

枝が太いところ+ふっくらと充実した上芽の先で切る

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    剪定前

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    剪定後

昨年伸びてくれた一年生の長果枝の切り方は、枝が太くて充実しているところふっくらしている上向きの芽の先で切ります。『枝が太く充実している部分で切る』理由は、新梢が勢いよく出てくれるからです。枝が細かったり曲がったりしているところの芽を使ってしまうと、出てくる新梢が弱いため結果枝の途中から強い新梢が出てしまい、先端まで養分が届かなくなってしまいます。

『ふっくらしている上向きの芽の先で切る』理由は、梨の芽の花序かじょ(芽の付き方の順番)と残す果実の位置が関係しています。

 

梨の花序について『先端を上向きの芽にする理由』

梨の花序

①剪定後の枝

花序かじょと言って梨の花芽の付き方には『上芽→下芽→右芽(左芽)→左芽(右芽)といった順番』があり、この順番が開花期および摘果の時期になると重要になってきます。

 

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②摘蕾の時期の枝

冬に上芽(上向きの芽)が先頭になるように剪定したので、上の画像のように新梢が直上方向へと伸びやすくなり先端まで養分を引っ張ってくれます。また、先程伝えた『花序』に従い上芽の次は下芽のため下芽は摘蕾で落とすので収穫量に影響を与えません。※新梢を伸ばすために先端2つの摘蕾は必須。

 

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    ③先端の新梢が上に伸びた様子

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    ④均一に育った果実

③の画像のように先端まで養分を引っ張ってくれる事で、その途中にある果実に均等に養分が行き渡り均一な美味しい果実が出来ます。

これが先端の芽が下向きや横向きだったため、引っ張り枝の役割ができなかった場合、新梢の途中の上芽が強くなってしまうので枝として歪な形になってしまい、根元や枝の途中から新梢が多数伸びている『クシ状枝』になります。

 

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クシ状の枝

そうすると均等に養分がいかないので果実はもちろん、その歪な形の長果枝は来年の結果枝として使いにくくなり(上の画像のような枝)、場合によっては根本から切る必要があります。そのクシ状の枝になるのを防ぐために、先端の芽は上向きの強い芽にするのです。

注意したい点は、いくら上向きの先端の芽を残したとしても、先端にいくにつれて枝が細いときは上向きの芽の役割を果たせません。なので枝が太いところかつ上向きの芽のところで剪定をするのが理想です。また、先端の新梢が伸びるだけならその伸びた新梢を切り戻すだけで済むので、綺麗な形の結果枝として2〜3年ほど使い続けられます。

 

ココがポイント

  • 結果枝として使えるかどうかは花芽の数で判断する。
  • 先端が上芽になるように切り戻す。
  • 枝が太いところで切る。(細かったり曲がったりしているところは落とす)

 

梨の結果枝の誘引と稔枝(ねんし)の方法

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梨の結果枝の誘引と稔枝について解説します。

 

梨の結果枝の誘引について

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実をつける枝は、棚にしっかりと紐やテープナーで誘引します。棚に水平に固定することで強風が吹いても枝がバサバサと揺れるのを防げます。そうすることで、果実が落果したりキズや擦れを防げるので、見栄えの良い梨が生産できます。

 

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枝の根元もなるべく棚に水平に誘引します。根元が浮き上がった状態だと枝の高い位置から出る新梢の勢いが強いため、養分が高い位置に集まってしまい結果枝の先端まで養分が届かなくなります。

そうなると果実に行き渡る養分が偏ってしまうため、その枝の中で収穫できる梨のサイズにバラツキが出てしまいます。極端に言うと、先端はS玉だけど、高い位置・根元に近い位置は5L玉など。なので結果枝は勾配をつけずに、水平になるように棚に誘引をしましょう。

 

おすすめの誘引紐

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梨の誘引には安価なので麻紐を使うことが多いです。稲作もしているのでコンバイン用の紐とか。ですがこの麻紐はグイグイと枝に食い込んでいくので骨格枝や長果枝の誘引には不向きです(上の画像)。通年でその枝を使う場合は、食い込み箇所からポキッと折れる可能性があります。

 

そこで麻紐の代わりに柔軟性があり適度な太さのクラニロープがおすすめです。やや太めで枝に食い込みにくく自然分解する(誘引して1~2年ほどは持つ)ので、扱いやすい紐です。他にも新型の強保持力型のテープナーなどもあるので、麻紐以外も検討してみるのが良いです。

 

また、紐を切るときは手に指輪のようにつけるアイアイカッターも良いです。紐を切るときに剪定鋏に持ち替える必要がありません。

 

 

ココがポイント

  • 勾配をつけずに、根元から先端まで水平になるように棚に誘引する。
  • 麻紐だと食い込みやすいので、骨格枝などにはクラニロープなどを使う。

 

梨の稔枝(ねんし)について

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    稔枝した枝

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    稔枝の1年後の枝

梨の枝は無理に曲げようとすると折れてしまうので、枝にキズをいれて折れないように『ねじ曲げ棚に誘引する』ことを稔枝と呼びます。具体的な方法は下記の動画で解説しています。

 

稔枝の動画

 

稔枝をせずに折れた枝

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根本に割をいれず、稔枝をせずにそのまま棚に誘引した枝です。誘引直後は折れなくても後日ヒビが入って折れてしまっています。

 

梨の古い結果枝(短果枝群)の剪定方法

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梨の短果枝たんかしの剪定方法について解説します。

 

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    剪定前

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    剪定後

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短果枝群が沢山ついた枝は細かく切る必要があります。
どんな風に切るんだ?
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先端の剪定

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    剪定前

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    剪定後

まずはじめに枝の先端の剪定についてです。こういった年数の経過した結果枝は立ち上がりの先端を5cm~の長さに切り、引っ張り枝として使用します。先端が短すぎると春先に芽出しが遅くなってしまい引っ張り枝の役割ができず、枝の途中から強い新梢がふきでてクシ状になる可能性が増加します。(立ち上げ部分が長いと養分が充実しているので、先端の新梢がよく伸びて引っ張り枝として機能する)

また、開花時期には先端は引っ張り枝として養分を引っ張らせる役割に使うので果実を実らせないので摘蕾をします。

 

中果枝の剪定

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    剪定前の中果枝

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    剪定後の中果枝

次に、枝についている短果枝群の剪定について解説します。枝の中間にある短果枝は花芽を1つにすることで、開花時期にする摘蕾・摘果の作業を省力化できます。残す芽は充実したふっくらとした花芽+横向きの芽を残します。残す芽が上向きだと果実が実ったときに果重で軸折れがおきやすいからです。逆に下向きでは果実に雨水が溜まりやすくなり、病気の発生確率が上がるためです。それらを防ぐために横向きの芽を残します。

 

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    ①芽を1つにしていないと摘蕾に時間がかかる

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    ②摘蕾後の中果枝

冬の剪定時期に花芽を整理しとかないと①のようになる。摘蕾に時間がかかってしまうので冬の間に必ず芽の整理をしておく。

 

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    剪定前

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    剪定後

短果枝は先端では無く根元に近いところの花芽を使います。先端の芽を残してしまうと果実が実ったときに収穫が大変だったりなど、作業性が悪くなるからです。

 

短果枝の除芽

短果枝は剪定して花芽を1つに絞ってもよいですが、除芽と言って芽を手で取りのぞくだけでもOKです。

このやり方だと芽の下の葉っぱを残すことができるので葉枚数を稼ぐことができます。

 

弓なり枝

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側枝に花芽が少なく長めの短果枝がついている場合は、弓のように誘引します。こうすれば少しでも収穫量を上げられます。

また、摘果時期には弓なり枝の先端の1果のみ残し他は摘果します。弓なり枝は細い枝なので2個も3個も果実を実らせると枝が折れてしまうからです。

 

ココがポイント

  • 先端の立ち上がりの部分(枝もしくは短果枝)は5cm~に切り戻して引っ張り枝として機能させる。
  • 枝の途中にある短果枝群は花芽を1つ(横向き・根元に近い芽)にする。

 

梨の不要な枝の剪定方法

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梨の不要な枝の剪定方法について解説します。

 

梨のコブの残し方

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    ①潜芽(陰芽)を残すように剪定した様子

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    ②下部から発芽した様子

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    ③新梢が伸びた様子

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    ④下部から出た枝

古い枝や太くなった不要な枝を無くす際は、根元の下の部分を出っ張らすように(かつ上部は残さない)剪定することで、下部から新梢が出てきやすくなります。下部から出た枝は冬に誘引がしやすいメリットがあります。コブのシワ部分には潜芽(せんが)といって芽が潜んでいます。それを残すことで芽が出る確率が上がります。

 

よくないコブの残し方

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    ①上部が残ってしまい芽が出た様子

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    ②上部から伸びた徒長枝

切り口の上部にでっぱりが残るとそこから芽が出やすくなり、直上枝(徒長枝)になりやすくなってしまいます。上の画像のようにコブの上部が少し残っていたため、芽が出てしまい直上枝になった様子です(実際の枝の場所は異なりますが)。

直上枝になってしまうと誘引の際に折れやすくなりますし、花芽の付きもイマイチになってしまいます。

 

梨の大きなコブの切り方

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盛り上がっているコブを残しておくと、そこから直上枝が出やすくなるので切除しましょう。ただ切除する時はコブの付近(直下)に必ず1本は枝を残すようにします。

でないと切り口が大きいため癒合せず、枯れこむことがあるので注意しましょう。

 

ココがポイント

  • 根元は下部を出っ張らすように剪定する。
  • 潜芽がひそんでいるシワを残すように剪定する。
  • 切り口の上部を残すと直上枝が出やすいので注意する。
  • 大きなコブを切るときは、枝を必ず1本は残す。

 

梨の枝の根元の芽欠き

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梨の芽欠きの解説をします。

 

梨の芽欠きはなぜするのか?


枝の根本近くの芽は、養分が成長が強くなってしまい徒長枝になりやすいため必ず芽欠きをします。芽を欠かないとそこに養分が取られてしまうので先端の芽の成長が阻害されます。阻害されると結果枝の枝がクシ状になり翌年は使えなくなったり、予備枝がうまく成長せず、結果枝として使えなくなる恐れがあります。

これは結果枝・待ち枝・予備枝全てに共通するので、先端を伸ばしたい枝の根本は全て芽欠きをします。

 

  • 梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1300

    ①芽欠きをしてない場合

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    ②芽欠きがしてあった場合

冬に芽欠きをしていないと、①の画像のように根元から強い新梢が出てしまいます。

逆に芽欠きがしてあると②のように根元から新梢がでないので、管理が楽になります。

 

梨の芽欠きの動画

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1302
梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1207
青木果樹園
芽を欠く時は上下に動かします。
芽がポロポロ取れるんだよな。
梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1221
青木果樹園

 

ココがポイント

  • 結果枝・予備枝などの根元10~15cmほど芽欠きをする。
  • 芽欠きをすることで、翌年も結果枝として使えるようになる。

 

梨の予備枝を出す方法・予備枝の剪定について

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1207
青木果樹園
梨の予備枝を出す方法を解説します。

 

梨の枝元にキズを入れる『ノコ芽』

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    ①古い結果枝の根元にキズを入れた状態

  • 梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1307

    ②キズの下から芽が吹いた状態

2~3年以上使っている古くなった結果枝の根元に、ノコギリでキズを入れて芽を出させる技術のことを通称『ノコ芽』と呼んでいます。

古い枝などで根元から中々新梢が出なかったり、これ以上その枝が太くならないように(かつ勢いを弱めて短果枝をつけたい)したい場合に根元に切れ込みをいれます。すると切れ込みのところが養分の流れを止める役割を果たし、その下から新梢が出やすくなります。梨の枝の根元付近のわ』には隠れている芽『潜芽(せんが)』あるのでその上で切ることで、その芽を刺激して芽を出させる意味もあります。

 

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    ③ノコ芽からしっかりした枝が出た状態

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    ④芽が出ず、癒合しただけの状態

この出た芽が順調に育ってくれると、③の画像のように来年の結果枝または予備枝として使えるようになります。

しかし、④の画像のように芽が出ずに切り口が癒合するだけの場合もあるので注意しましょう。

 

ココがポイント

  • 根元から芽を出させたいときは『しわ(潜芽)』の上に切り込みを入れる
  • 根元から新梢を出させたい時や、枝が太くてこれ以上太らせたくない樹勢が強い枝に対して行う。
  • 芽が出ずに癒合するだけの場合もあるので注意する。

 

梨の予備枝の剪定の仕方

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    ①剪定した予備枝

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    ②翌年、結果枝として使えるようになった予備枝

予備枝は結果枝として使おうにも花芽が少なく枝が細くて使え無い場合、『強めに切り戻す+充実した芽を先端にする』ことで、そこから強い枝を出させる方法です。切り戻す長さは約15cm位の長さにします。強く切り戻すとその分、勢い良く新梢が出てくれます。誘引角度は可能なら45°位にして先端の新梢を強く出させます。

②の画像は翌年の枝の状態です。黄色い線の部分は予備枝だった枝で、赤の線は夏に伸びた部分。このように結果枝として使えるようになりました。

 

もう一年予備枝にする場合

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1312

上の枝は予備枝として出させたものの、思ったより良い枝が出なかったのでもう1年予備枝として使った枝になります。

切り戻す場合は前と同じ枝の長さかそれより少し短めに切り戻します。強い枝が出なかったのは切り戻しの長さが足りなかった事が原因の1つなので、もう少し短く切り戻します。

 

もう一年予備枝にする場合

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    ①枝の途中から予備枝が出ている枝

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    ②剪定した後

①の画像は根元に予備枝が無いので、無理矢理に結果枝の途中に予備枝をつくった状態。この状態にしてしまうと根元から新たな予備枝が出にくくなります。

なので②のように予備枝は切り落とし、根元に『ノコ芽』をいれて予備枝を出すようにします。

 

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1315

予備枝を結果枝の途中から出させるのを続けると、上の枝のように根元から予備枝が出なくなってしまうので注意。

 

ココがポイント

  • 予備枝は15cmほどに切り戻す。
  • 先端の芽は充実した強い芽にする。
  • 角度は45°に誘引する。

 

 

葉芽ばかりの梨の枝の剪定方法『待ち枝の作り方』

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1207
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葉芽ばかりで、まったく実がつかない枝の剪定方法について解説します。

葉芽ばかりなので、そのまま棚に誘引しても果実はつかないため1年間は養分を蓄えさせます(花芽があったら全て落とす)。そうすることで翌年に結果枝として使う剪定方法になります。

 

梨の待ち枝として使う方法

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    ①冬の待ち枝の様子

  • 梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1320

    ②春先の枝の様子

待ち枝とはあえて長い枝のままの状態で残して(結果枝のように先端は少し切り戻す)角度を30〜45°くらいに誘引します。そして、この年の花や果実は全て摘蕾·摘果で落とすことで、短果枝をシッカリつけさせて来年の結果枝として使う枝になります。ただし、誘引する角度が高いほど枝が太くなりやすいので、翌年に棚に誘引するのがやりにくくなります。

また、待ち枝に使う枝は『1年生の花芽が少ないor花芽が無い長果枝』を基本的に使います。長めの予備枝と考えてもらえればOKです。

 

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1321

③短果枝を沢山つけた枝

赤色の部分が待ち枝にした部分で、短果枝が沢山付いた状態。

 

誘引の角度について

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1322

誘引角度を30〜45°にする理由は、水平だと枝の途中から強い新梢が出てしまい枝が歪んでしまうからです。また、誘引角度を60°などにすれば先端が強くなり途中の新梢が伸びずに短果枝になりやすいのですが、今度はその枝が太くなるので翌年の誘引が物凄くしにくくなります。

なので短果枝がソコソコ着きやすく、かつ誘引もしやすい角度が30〜45°になります。ちなみに剪定方法は、先端が上芽もしくは横芽になるように少しだけ切り戻します。

 

ココがポイント

  • 先端の芽が充実した上芽もしくは横目になるように切り戻しをする。
  • 誘引角度を30~45°に誘引する。
  • 待ち枝につく花・果実は全て摘蕾・摘果して、養分を貯蔵させる。

 

梨の徒長枝・直上枝の剪定方法

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梨の直上枝(徒長枝)の剪定方法を解説します。

 

直上枝(徒長枝)の基本的な処理の仕方

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    剪定前

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    剪定後

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    剪定前

  • 梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1327

    剪定後

徒長枝・直上枝は基本的には、コブを残さずに綺麗に剪定します。コブを残してしまうと切り残しから直上枝が出やすくなります。枝の途中にある直上枝もキレイに切除します。

基本的には直上枝(徒長枝)は切除しますが、他に結果枝が無い場合は直上枝や徒長枝を結果枝として使います。

 

直上枝(徒長枝)を結果枝として使う場合『稔枝をする』

枝にキズを入れて稔枝(ねんし)をします。直上枝を無理矢理折って、棚に寝かせて結果枝として使う方法になります。梨の枝は強いのでビニールテープを巻けば、雨水の侵入を防ぐ=菌の侵入を防げるので、枯れずに癒合してくれます。

 

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1336

このようにしっかりテープを巻けば枯れずに切り口(割れ目)は癒合します。

 

直上枝(徒長枝)を結果枝として使う場合『首の皮一枚切り剪定』

若木などの骨格枝をつくっている時などは根元からどうしても樹勢の強い枝が出やすくなります。可能ならそういった枝は根元からバッサリと無くしたいのですが、葉枚数を稼ぐためにあえて残す場合があります。そこでその枝がこれ以上太くならないようにする技術が【首の皮一枚切り】になります。

 

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1353

上のように枝を少し残してくり抜いてテープでぐるぐる巻きにすることでその枝は枯れず、かつ葉枚数を稼ぐことができるので若木の成長を促せます。また、上の画像では根本から芽が出てくれたので来年の予備枝か結果枝として期待できますが、この芽が出なかった場合はこのくり抜いた枝を来年の結果枝として使うパターンもあります。

ただし、この剪定方法をした場合は切り口をビニールテープでしっかり巻きます。ビニールテープを巻かないと、切り口が大きいので雨水を介して胴枯れ病にかかって、枝が枯れる場合があります。

 

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1207
青木果樹園
下のが剪定の動画です。
梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1355
主枝までヒビがいかないように注意!
梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1221
青木果樹園

 

ココがポイント

  • 枝を太らせたくない場合に使う技術。
  • 骨格枝を作るときなどで葉枚数を稼ぐときに使う。
  • 直上枝を結果枝として使う場合にも有効。
  • 切り口は雨水が入らないように、ビニールテープでしっかり巻く。

 

梨の『はげ芽』の対策

  • 梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1357

    ①昨年、果実をつけた場所に花芽がついた様子

  • 梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1358

    ②花芽がつかず、はげてしまった様子

また、品種によってですが待ち枝にせずに今年実をつけさせてしまうと、短果枝にならずにハゲてしまうことがあります。

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1207
青木果樹園
このハゲるのがやっかいなんです。
ハゲるか。。嫌な言葉だな。。
梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1221
青木果樹園

 

一般的に梨の枝は光が当たり養分が供給されていれば、左の画像①のように一度実をつけた所に花芽がふたたびつきます。しかし日陰になったり栄養状態が悪かったりすると、右の画像②のように花芽がつかず芽が枯れてしまいます。それを果樹農家では【はげる】と呼んでいます。特に品種としては【あきづき】がこうなり易いため、あきづきの剪定では待ち枝を多用します

 

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1207
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他にも対策といて夏の時期に摘芯の作業をします。
摘芯については下の記事で紹介しているよ。
梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1221
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梨の枝の切り口には保護剤を塗る

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1207
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切り口には必ず保護剤を塗りましょう。
塗らないとどうなるんだ?
梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1221
青木果樹園

 

梨の胴枯れ病について

  • 梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1365

    ①胴枯れ病で枯れてしまった枝

  • 梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1366

    ②芯腐れにかかった梨

切り口から菌が侵入して①のように枝を枯らせてしまいます。それにより収穫量が減ってしまうので、菌の侵入防止のためにも切り口には保護剤を塗りましょう。

また、胴枯れ菌が果実に侵入すると②の画像の芯腐れ病になります。

 

保護剤の種類

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    ①トップジンMペースト

  • 梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1368

    ②バッチレート

保護剤にはトップジンMペーストバッチレートがあります。

トップジンMペーストはボンド、バッチレートはペンキのような塗り心地です。

 

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また、トップジンMペーストを薄めることでブドウの黒とう病対策につかえます。

 

梨の剪定におすすめの剪定道具一覧

梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1207
青木果樹園
梨の剪定におすすめの剪定道具を紹介します。
あると便利な道具を紹介するぞ。
梨の剪定や誘引方法・時期を画像で解説|剪定技術の種類と剪定前後の写真 1221
青木果樹園

 

剪定鋏

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オリジナルライオンの剪定鋏 No.7107 と専用ケースです。アンビル型+バイパス型のハイブリッドモデルなので切れ味鋭く、少ない力でスパッと切れるので腱鞘炎の人におすすめ。

 

 

ノコギリ

サムライのノコギリです。曲刃になっていて枝にひっかかりながら楽に剪定でき、ゆっくりノコギリを引くだけで枝が楽に切れるので腕が疲れにくいです。果樹の剪定なら刃がやや硬めの青色のチャレンジがおすすめです。

 

結束誘引機