果樹の病気・害虫図鑑 ブドウの栽培

【ブドウの病害虫防除】石灰硫黄合剤の散布するタイミングと注意点

2017年3月30日

【ブドウの病害虫防除】石灰硫黄合剤の散布するタイミングと注意点 5

ブドウの育種(品種改良)を続けて10年近くになります。

大学生の時ぐらいから実生選抜をメインに行っています。

実生選抜とは、とりあえず沢山のタネを蒔いて、その中から良い物を選んで残していく事です。

一昨年あたりからコレは美味い!というブドウが何本か出てきました。
昨年より木が大きくなったので今年から販売量を増やせるとおもいます。

ただ、その育種の中の1つに萌芽が早すぎるのがあります。

【ブドウの病害虫防除】石灰硫黄合剤の散布するタイミングと注意点 8
3月14日撮影

3月の中旬頃には萌芽が始まっていました。
萌芽が早いから収穫も早いので他の品種と差別化ができて良いと思いますが、デメリットもあります。

育種ブドウのデメリット

萌芽が早すぎて、急な寒さが戻った時に新梢が枯れてしまう

②藤稔などの品種に石灰硫黄合剤を散布する時期に萌芽してしまうと、石灰硫黄合剤による薬害が生じてしまう。

①は、三寒四温により、寒さが急に戻る時があるので結構ヒヤヒヤします。
枯れる事はないにしても、低温障害が発生する確率が高くなります。

②は、3月の下旬頃に石灰硫黄合剤という農薬を散布します。

萌芽前の防除

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

石灰硫黄合剤 10L 樹木の殺虫殺菌剤
価格:2040円(税込、送料無料) (2017/3/29時点)

これは越冬しようとする病害中を退治するための農薬です。
ただし石灰硫黄合剤だけでは、休眠期の枝には浸透しないため、浸透する機能をもった展着剤「ラビデン3s」を添加すると効き目が上がります。
また、萌芽直前あたりがより効き目があります。

そんな効き目がある硫黄合剤ですが、青々とした新梢には薬害が生じます。
薬焼けとでもいいますか、葉っぱがくすんだ色になり、生育が悪くなります。

なので、他の品種に散布したいと思った時に、育種品種が萌芽していたら育種品種に薬害が生じます。

育種品種だけ先に散布。。。
でも良いのですが作業性が悪くなります。

萌芽が早いこの品種は、それ専用の畑か一角全てをこの品種にする必要があると思います。

萌芽が早いので、交配親としても良いかもしれません、、、。

病害虫対策関連記事

ハリーポッターシリーズ全7巻セットがkindle本では6,769円!!
欲しいなあ。

本だとかさばるので、こんな時には電子書籍は便利ですね。

  • この記事を書いた人

青木果樹園

梨やブドウ、フィンガーライムなどの果樹栽培に関する記事や農業資材のレビューを書いています。ブログを更新するとSNSにも配信する設定なので、最新情報はSNSでフォローしてもらえると直ぐに確認できます。

-果樹の病気・害虫図鑑, ブドウの栽培
-

Copyright© 藤稔発祥の青木果樹園【果樹の育て方・農機具レビューブログ】 , 2019 All Rights Reserved.