- ワンタッチ型の環状剥皮鋏なのでクルッと簡単に環状剥皮ができる。
- 環状剥皮の幅は5mmで、対応枝直径は5mm~20mm。
- 主に側枝や結果枝に使い、取り木・糖度UP・新梢をださせるのに使う。
- 総合評価【(4/5)】
\枝の環状剥皮処理が簡単にできる鋏です!/
環状剥皮鋏(ワンタッチ型)のサイズ・重さ
サイズ
環状剥皮鋏の長さは13cmで、片手くらいの大きさになります。
最大幅は一番広いところで約7.5cmでクッション付きの取っ手なので、本数をこなしても手が痛くなりにくいです。
重量
環状剥皮鋏(ワンタッチ型)の特徴
環状剥皮処理の幅【5mm】
環状剥皮処理では幅も重要な要素です。
ナシでは環状剥皮処理で糖度UPや古い枝から新梢を出させるために行います。
それに関連して、環状剥皮の幅を変えて行った研究などがされています。
側枝基部から2~3cmの位置に約2cmの幅で環状剥皮をする。
(2)処理幅について
7月中旬に13年生樹の主枝に対し、環状剥皮処理を5㎝幅と2.5㎝幅で行ったところ、両処理区とも果色が進み、糖度が高くなる傾向を示し、効果は同程度であった(表2)。
対応する枝【直径5mm~20mm】
最小の幅が5mmで最大幅が約20mmの枝まで環状剥皮処理が可能です。
ブドウでは着色不良対策に、キウイフルーツでは肥大促進に、ナシでは肥大・糖度UPや新梢を出させるのに使われています。
植木では取り木で使われているそうです。
性能表
長さ | 13cm |
---|---|
幅 | 7.5cm |
重さ | 約116g |
環状剥皮幅 | 直径5mm |
対応する枝の直径 | 5mm~20mm |
対象 | 枝・側枝 |
環状剥皮鋏(ワンタッチ型)の動画・感想
環状剥皮処理の動画
使って見た感想
予備枝をださせたい枝の根元に環状剥皮をする時に使います。
一般的にノコギリでキズをつけて芽を出させる技術を使いますが、それでは発芽率が40%ほどと低い結果になります。
(文献参照)
環状剥皮を行うことで、発芽率が50~70%とかなり向上します。
この環状剥皮鋏(ワンタッチ型)は枝を挟んでクルッと回転させるだけなので、環状剥皮が楽にできます。
ただ、1点デメリットがあり仕方が無いのですが、環状剥皮をすると皮を巻き込んで詰まることがあります。
取り除く手間があるので注意しましょう。
環状剥皮鋏(ワンタッチ型)の評判【高評価・低評価コメント】
高評価コメント
枝の環状剥皮が簡単にできる
青木果樹園
ジョイント栽培の枝に環状剥皮処理をしています。
主枝より太くならないように、環状剥皮処理をして枝が太くなるのを抑えたり、予備枝を出させたい時に使えます。
枝を挟んで回転させるだけで良いので、作業が簡単に素早く終わります。
低評価コメント
細い枝に使える
男性
ワンタッチ型で剝皮幅が5mm程度ですが、皮が詰まりやすい。
【出典:Amazon】
環状剥皮処理の道具一覧
環状剥皮鋏(ワンタッチ型)の解説まとめ【メリット・デメリット・総合評価】
メリット・デメリット
- 枝を挟んで回すだけ
- 環状剥皮が短時間でできる
- 太すぎる枝にはできない
- 皮が詰まるときがある
総合評価
切れ味 | (4/5) |
---|---|
取り回しの良さ | (5/5) |
使いやすさ | (5/5) |
手の疲れにくさ | (5/5) |
環状剥皮のし易さ | (5/5) |
耐久性 | (4/5) |
総合評価 | (4/5) |
\ 結果枝の環状剥皮が凄く楽になる鋏です!/
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