ブドウの接ぎ木時期は気温が低いと成功率が下がってしまいます。
温床で加温するにせよ、30℃ほどに加温する必要があるので、気温が低過ぎると電気代がさらにかかってしまいます。
そのため、ハウス内にウェザーステーションを設置して気温を確認後に接ぎ木を行います。
ネタトモのウェザーステーションでハウス内の気温を確認
netatomの気温計をハウス内に設置しました。ハウスは無加温のため、気温が安定したら接ぎ木をしようと思います。
接ぎ木は最初のボトムヒートが肝心です。
穂木の下部(根の)を一定の温度で温めることで接ぎ木部や切り口の癒合、発根を促進させます。
農電サーモというカーペットで熱を与えてやりますが、気温が低い場合は消費電力が高くなったり、熱が逃げてしまったりで接ぎ木が失敗する恐れもあります。
なので接ぎ木の成功確率をあげるため、ベストタイミングを把握するために気温センサーをハウス内に設置しました。
今年は三寒四温後の気温が安定した時期に接ぎ木をする予定です。
ハウス内の気温センサーをみながら、そのタイミングを計ろうと思います。
まだハウス内の最低気温が5°のため、接ぎ木の時期をもう少し先にします。
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1年間育苗したブドウの苗の様子
話が変わって、1年間育苗した苗の様子です。
梨の苗などは真っ直ぐに誘引して育てますが、ブドウの場合は横に寝かせて育てます。
ブドウはつる性のため、先端まで同じ太さ(充実した枝)にするには、寝かせて誘引するのが一番です。
過去に梨などと同じように真っ直ぐに誘引した時は先端がヒョロヒョロの苗になってしまいました。
苗木屋さんに勉強に行った時に、ブドウの場合は新梢を寝かせる事で先端まで充実した枝になると教わり、実行してみましたが確かにそうなりました。^_^
専門家に聞くのが一番ですね。
5月ごろ、気温が上がってきた時に高接ぎをして、品種更新をする場合もあります。
高接ぎでブドウ優良品種に早期更新 - 兵庫県立農林水産技術総合センター
穂木の性質と台木の特性を調べて接ぎ木するのが重要です。
早熟性をもとめるならテレキ101-4やグロワールドモンペリエなどの台木も良いかと思います。
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今年はロックウールを使った接ぎ木を行いますので、以下のを参考にします。
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まとめ
チェックリスト
- 気温が高くなる4月頃に接ぎ木を行うのがオススメ。
- ネタトモのウェザーステーションで気温を確認する。
- 台木は土壌の性質のよって変更する。
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