柿のジョイントの接木部に虫が入ってしまいました。。
ジョイント部分はテープやリピートタイを巻くので、その隙間からどうしても入ってしまいます。
ブドウにも同様に入ってしまうので注意したいです。
その対策は?
奈良県におけるカキ樹幹害虫ヒメコスカシバとフタモンマダラメイガの発生消長と防除対策
文献などを調べていて分かったのが、粗皮削りをすると良いでした。
それにより幼虫をかき出したりして殺せるので被害を減らす事ができます。
しかーし
ジョイントとなると本数がかなり多いので作業が大変です。
なのでフェニックスフロアブルの200倍を散布することで、その作業時間を減らす事が可能なようです。※しかし、数年毎には粗皮削りは行います。でないとフォニックスが浸透しにくい。
フェニックスフロアブルは、浸透移行性が少ない剤のため、かけムラが無いように接木部に丁寧に散布します。
残効性が長いため、安定して効果が続くのでサナギから 孵ったあとに 葉っぱなどを食べると死ぬようになり、個体数を減らすことが可能です。
サナギになってしまう冬の時期には効果が無いようなので、開花前位に散布すると 丁度よさそうです。
しかし本来は、発生時期である5月〜9月に卵を産み付けるため、その時期の防除も気をつけないといけません。
5.かきのヒメコスカシバ、フタモンマダラ メイガに対する効果
かき栽培ではフタモンマダラメイガとヒメコスカ シバの被害が問題となっている。
年3~4世代を繰 り返す前者に対し、後者は二峰型の発生消長を示す。
両種ともに主幹だけでなく新梢にも食入するため、 次年度の結果母枝の確保が困難になるほか、育苗 期の樹体形成において大きな障害となっている。
フェニックスR フロアブルは200倍樹幹散布(開花期まで)と4,000倍生育期散布の登録を有し、高い効果が確認されている。
ただし、両種の発生期は 長期にわたることから、200倍樹幹散布のみでは、 処理後伸長する新梢部の被害を抑えることは困難で ある。
新梢部の被害防止には4,000倍生育期散布が 有効であり、開花前の200倍樹幹散布と組み合せる ことでより効果が高まることが確かめられている(杖田ら,2012;藤田ら,2015)。
かきの場合、最重 要害虫であるカキノヘタムシガやケムシ類、イラガ 類との同時防除も考慮し、より効率的に防除できる 散布体系の検討が必要である(杖田ら,2013)。
カキにおける樹幹害虫 (ヒメコスカシバ、フタモンマダラメイガ)の防除対策
また、樹幹にガットサイドを塗布するのも効果的なようです。
今年はフェニックスとガットサイドの両方 で対策をしてみます。
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