最近の梨の新しい品種で、甘太や、ほしあかり、はつまる、などなど、新しい品種が続々と出ています。
これから、さらに新しい品種が出るようですが、黒星病などの抵抗性をもつものが増えるそうです。
抵抗性を持つ品種は農薬の回数を減らせるため、コストカットや省力化が期待でき、大変魅力的です。
黒星病は新梢に付き、そこから増殖し、果実などに害を与えます。
なので秋から冬頃、新梢を中心に黒星病を退治する薬剤散布をすれば、黒星病の越冬を防げます。
栽培方法により異なり、
幸水などでは、長果枝(新梢)をメインに使うため、黒星病がつき易いです。
豊水などは、短果枝をメインに使うので、つきにくいです。
また、自家和合性を持つ品種がすでに誕生しており、それを親として、品種改良がされていくようです。
梨は自家不和合性をもち、同じ品種同士では果実が実りません。
これは、S遺伝子というのが邪魔をするためです。
上記のリンクをみると、γ線をあてて突然変異を起こさせて、この特性が生まれたそうです。
γ線をあてたりすると、変異は出易いそうですが、新梢が出にくくなったりなど、マイナスの影響もあり、なかなか難しいそうです。
新しい品種が生まれるまで、多くの時間とコストがかかります。
だから、苗木が良い値段するのは、しょうがないんですね。
品種別の剪定の仕方が記載しています。
この品種は長果枝メイン型など、、
梨の品種は多岐に渡るため、こういった情報は必須です。
ただ、畑の土により方法は変わりますので、あくまで参考で。
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