ブドウの栽培

ブドウの摘芯は8月に入ったらしない方が良い理由

2016年7月7日

ブドウの摘芯は8月に入ったらしない方が良い理由 1

摘芯の時期

ブドウの摘芯をひたすら繰り返してます。

ひたすらひたすら。。。
熱中症になりそう。。

副梢は2節残しで切り落としましたが、さらにそこから出る新梢も切り落とします。
※先端も同様。
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そうすることで、新梢(新しい枝)を伸ばそうとする養分が房に向かうので、結果として粒が大きくなります。

‘シャインマスカット’は樹勢が強い品種であ
り,極端に強い樹勢では,新梢が過繁茂となり,
葉で生産された同化養分が,十分に花穂に分配さ
れず,果粒肥大不足や着粒の不安定につながるこ
とが観察される.

摘心の処理節位および処理時期がブドウ ‘シャインマスカット’の果粒肥大に及ぼす影響より
シャインマスカット栽培マニュアル
どれもシャインマスカットの資料ばかりだ。。

ただ、この摘芯。
8月に入ってまですると、日焼けや渋みが抜けないなど、悪影響があるかも知れません。
※ハウスや露地栽培、気温や土壌の環境によって異なります。

収穫時期が8月中下旬のブドウで、ギリギリまで摘芯をすると、理由は分かりませんが渋みが残ってしまう場合があります。

日焼けについては推測ですが、新しい枝や葉っぱがワサワサ伸びてくることで、それにより影ができて日焼けを防いでくれるのではと。

そこを収穫ギリギリまで摘芯すると日当たりがとても良くなるので、日焼けを起こすと考えられます。

渋みは、葉の数が影響しているのかな?

昔のうちに摘心すると肥大するのに気づいていた!?

この摘心技術は数年前から始まったものです。

実は技術が確立する前に摘芯すると房が大きくなると気づいていたのかも知れません(笑)

畑作業をしていて、強風により折れた枝に付いている房が、
「他の房より大きい!」
ことに気づきました。

その時は、

「房は大きいけど、枝が折れちゃったから、もうダメだなー」

程度にしか考えていませんでした(笑)

おそらく研究者はここで

「何で房が大きいのだろう?どうしてだろう?」

と思い、原因を探ったに違いありません。(妄想)

そこから、枝を折って(摘芯)、房を大きくしても甘さもある房をつくる方法を研究したと想像しています。

あくまで想像ですが。

ムクドリが襲来してきたので、対策でこれを使ってみたら効果あり!!
結構幅が広いので、バタバタと風で音がするしキラキラ光るので良さそう。
でも学習すると効かなくなるから、どんくらい持つかなぁ(汗)

摘心(てきしん)のまとめ

ブドウの摘芯は8月に入ったらしない方が良い理由 6

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