温床で栽培しているブドウの挿し木の管理について解説します。
挿し穂が萌芽したあとにやるべき温度・湿度管理や防除について焦点をあてています。
先に結論!
-
ブドウの挿し木の方法を解説【使った道具・用土・挿し木の時期やコツ】
続きを見る
ブドウの挿し木から一ヶ月後の写真
step
1露地栽培のブドウ
3/27の写真になりますが萌芽をしはじめました。
発根の様子は見られませんが、萌芽がはじまれば特に問題なく成長してくれます。
露地栽培の管理方法は、防除歴に従ってあとは殺菌剤や殺虫剤を散布し、乾かないように潅水します。
step
2温床で栽培したブドウ
温床で栽培したブドウは上の画像のように発根してくれています。
3/8の発根の様子ですが、加温してるため露地より成長が早いです。
【温床】ブドウの挿し木の発芽(萌芽)後の栽培管理
挿し木をしたブドウが発芽(萌芽)しました。温床内での発芽後の温度や湿度の管理について解説します。
発芽後のこの時期に過湿になったり、温床内の温度が30℃を超えると根の生育が阻害されたり、暑すぎて芽が黒く焼けたりします。
しかし暑すぎるからといって温度設定を下げると、まだ3月なので急に気温が下がったときに寒さで枯れる恐れがあります。
メモ
露地栽培の場合は萌芽すれば特に問題なく成長してくれるので、ブドウの防除歴に従って防除しましょう。
【ブドウの挿し木の湿度管理】ビニールシートから不織布に変更
過湿状態を防ぐためと適度な温度を確保するために、温床にかけてあったビニールシートを透湿性の不織布に変更しました。
不織布やタイベックシートは透湿性のため、過湿にならずに適度な湿度を保ってくれます。
【ブドウの挿し木の温度管理】温度は25℃に設定。
農電電子サーモの設定温度は25℃にしておきます。
まだまだ気温の低下する時期があるので25℃設定ですが、4月に入ったら20℃にして、5月になったら加温を停止します。
発根させるには30℃近い温度が必要でしたが、発根後は寒さで枯れないようにするのと温度で葉焼けしないようにするのが重要です。
ブドウの地下部の芽欠き
ブドウの地中から芽が出ている場合は芽欠きをします。
地上部の芽を育てたいので地下部から出ている芽は切ってしまいましょう。
殺菌剤を散布して雑菌の繁殖を防ぐ
雑菌の繁殖を防ぐために定期的にベンレート水和剤を散布します。
まだ苗が軟弱な状態なので病気で枯れないようにします。
あわせて読みたい
使った道具
不織布
タイベックシート
農電電子サーモ
殺菌剤
おすすめ
まとめ
チェックリスト
関連
挿し木の関連記事
挿し木の関連道具や書籍
これ1台で直ぐに接ぎ木や挿し木が始められます。