- 重さは約235gで、一般的な剪定鋏の岡恒と変わらない。
- 切り刃が【バイパス式】で受け刃が【アンビル式】のいいとこ取り。
- 衝撃吸収パーツと連続作業が楽なバネ付き。
- テコの原理を構造に組み込んでいるので小さな力で太い枝もバッサリ。
- 無段階ハンドル調節機能で手の小さな人から大きな人まで対応。
- 刃に防さび処理がされているので、長時間の使用でも切れ味が衰えない。
- 総合評価【(4.5/5)】
\バイパス式+アンビル式の刃の万能剪定鋏です/
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式と岡恒 剪定鋏 No.103(200mm)の比較
岡恒 剪定鋏とLOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式のサイズ
項目 | 本体長さ | 本体幅 | 取っ手の長さ | 取っ手の幅 |
---|---|---|---|---|
岡恒 剪定鋏 No.103 (200mm) |
20cm | 4.8cm | 10cm | 4.2cm |
ライオン剪定鋏 No.7107 |
20cm | 6.5cm | 11cm | 4~6cm (変更可能) |
岡恒 剪定鋏とLOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式の取っ手の最大幅
項目 | 取っ手の 上部の幅 |
取っ手の 中央の幅 |
取っ手の 下部の幅 |
取っ手の材質 |
---|---|---|---|---|
岡恒 剪定鋏 No.103 (200mm) |
8.5cm | 10cm | 13cm | オレフィン (プラスチック) |
ライオン剪定鋏 No.7107 |
-cm | -cm | -cm | アルミ合金ハンドル仕様 |
岡恒 剪定鋏とLOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式の重量
項目 | 重量 |
---|---|
岡恒 剪定鋏 No.103 (200mm) |
229g |
ライオン剪定鋏 No.7107 |
235g |
岡恒 剪定鋏とLOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式の材質と特徴
項目 | 刃の長さ | 刃の幅 | 切断経 | 刃の材質 | 刃の形状 | パーツ交換可能部 |
---|---|---|---|---|---|---|
岡恒 剪定鋏 No.103 (200mm) |
5.3cm | 2.4cm | 15mm | 刃物鋼 | バイパス型 | バネ |
ライオン剪定鋏 No.7107 |
4.0cm | 1.6cm | 22mm | スチール鋼 (フッ素コーティング加工) |
アンビル+バイパス型 | 切り刃/受け刃/バネ/取っ手/ネジ |
岡恒 剪定鋏とLOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式の全体像
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式の特徴
特徴一覧
衝撃吸収スプリングで腱鞘炎を防ぐ
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式は柔軟で強力なスプリングのおかげで手に負担をかけること無く、連続で剪定できます。
同時に、それが剪定の時に手に与える衝撃を吸収してくれるので、腱鞘炎になりにくくなります。
保管や携帯に便利な開き防止ストッパー付き
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式にはストッパーが付いているので保管時や持ち運びのときなどに、
ケースにいれなくても刃を閉じたままにできるので、うっかり手を切ったりする事故を未然に防げます。
一体型のハンドルとテコの原理で切断力をUP
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式はハンドル部分まで刃のパーツが延長しているため、大幅に耐久性が上がっています。
剪定鋏は過酷な作業を支える大事な道具なので、耐久性が高いのも重要なポイントです。
また、テコの原理を採用しているので、少ない握力でも太い枝を楽に切断が可能です。
さらにハンドルはエルゴノミクス設計に基づいて作られています。
メモ
エルゴノミクス=人間工学に基づいた設計で手に馴染みスッポリ収まる形状です。
手にかかる負担を軽減し、剪定の時に力を入れやすい構造なので太い枝でもスパッと切れます。
この構造のおかげで力を無駄なく活用できるので、長時間の剪定作業でも手が疲れにくくなります。
無段階ハンドル調節機能
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式は大きな手の方から小さな手の方まですべてのユーザーにジャストフィットできる、無段階ハンドル調節機能があります。
刃の近くにあるネジを回すことで、ハンドルの幅を広げたり、狭めたりできます。
自分の手のサイズの幅に調整できるので、剪定作業が更にはかどります。
アンビル型+バイパス型のハイブリッド構造で太い枝(φ22mmまで)も楽に切断
ライオンの剪定鋏にはアンビル型とバイパス型、2つの良いところを備えたハイブリッド型の3通りがあります。
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式はアンビル型+バイパス型の刃になります。
アンビル型とは受け刃構造のことを言います。
アンビル式はバイパス方式の鋏と比較すると刃が薄く、切り刃だけを動かして切断する構造で、受け刃が平らになっているのが特徴です。
この厚い受け刃がしっかりと枝を支えるので、剪定の時の力が分散せずにしっかりと刃に伝わり、太い枝でもスパッと切れます。
そのため、手にかかる衝撃が減り、腱鞘炎になりにくい構造と言われています。
バイパス型とは受け刃と切り刃2種類の刃が交差して切れる構造です。
鋭く切れるため切り口がキレイなのが特徴であり、一般的なタイプの剪定ばさみに多く見られる型です。
このバイパス型の剪定鋏に合う対象物は、花木などの繊維状の柔らかい枝が適しています。
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式では、切り刃はバイパス式に、受け刃はアンビル式にしている良いとこ取りの剪定鋏と言えます。
刃渡り
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式は刃渡りが約4cmでコンパクトですが、枝(φ22mmまで)も楽々切断ができます。
太い徒長枝や2年枝以降の枝を切るときは、オリジナルライオン No.8107の方がオススメです。
また、刃には防錆処理もしてあるので錆びにくく、剪定の時の渋・ヤニが付きにくいので、長時間使っても切れ味が落ちにくいのが特徴です。
剪定に適した樹の一覧
ブドウ キウイフルーツ (つる性の樹) |
(5/5) |
---|---|
梨・リンゴ 柿・梅など |
(5/5) |
花木類 | (3.5/5) |
植木 | (3.5/5) |
樹木 | (3.5/5) |
性能表
長さ | 20cm |
---|---|
幅 | 6.5cm |
重さ | 約235g |
切断能力 | 直径22mm |
刃渡り | 約40mm |
刃のタイプ | 切り刃【バイパス式】 受け刃【アンビル式】 |
対象物 | 花木などの繊維状の 柔らかい枝から 果樹・リンゴ・梨・梅などの 乾燥した硬い枝 |
取っての長さ | 11cm |
手のサイズ | S~L (手が小~大きめの人向け) 調整可能型 |
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式の研ぎ方・手入れ道具・替え刃
研ぎ方・手入れ方法の画像
step.1
刃に付いている樹液などをヤニクリーナーなどで落とす。
(水で塗らすタイプの砥石で落としても良い)
step.2
砥石や、万能刃研ぎなどを使い、表面の刃にあてて、25°の角度をつけて研ぐが、
このとき研ぐ方向は一定の方が綺麗に研げる(結果として切れ味が良くなる)。
step.3
表面を研いだときに裏面に『そり』が多少できるので、
裏面から『そり』を無くす、『返し研ぎ(面取り)』を行う。
このとき返し研ぎは数回だけで良い。
また、表面と同様に研ぐ方向は一定の方が綺麗に研げる(結果として切れ味が良くなる)。
step.4
サビの原因となる水分が付着していたらしっかり拭いておく。
ボルトやバネ穴に潤滑油(CRC556など)を注入することで、摩擦やガタつきを予防できます。
刃部分にはシリコンスプレーなどで表面をコーティングすることで、サビ予防に繋がります。
替え刃
LS7104用と7107用対応交換キット
手入れの道具
ヤニ・渋取りに
剪定バサミ用砥石
万能研ぎ
摩擦・ガタつきを防ぐ
刃のサビ予防
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式の動画・感想
切れ味を検証した動画
使って見た私の感想
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式はヘッドが小さいため取り回しが良くて、細かい枝を切りやすい剪定鋏です。
受け刃が曲がっていることで枝を包むように切るので、力があまり不要・衝撃が少ないので腱鞘炎の人にオススメ。
長時間使っても手が疲れにくい鋏なので女性にもおすすめできます。
果樹や植木などの剪定が初めての方にもおススメ。
私が最初から7107を知っていれば、ライオンの剪定鋏の中から選んでいました。
もっと早くに知っておけば良かったなぁ。
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式の評判【高評価・低評価コメント】
高評価コメント
切れ味いいです。小さいです。
男性
特に剪定のシーズンには腱鞘炎に悩まされていまして、いろいろなハサミを試しています。
細い枝の切断には大久保鋏と剪定芽切、太い枝の切断に剪定ばさみ、という三丁併用で仕事をしています。
今回は主に太い枝の切断を目的に、アンビル刃に期待して7107を買ってみました、パチンもカチンも言いません、切刃がジワっと入って無音無衝撃で切り終わる容赦ない切れ味が独特。
支点は1カ所で倍力構造は無いです。見かけより軽いですが重心が先端に寄っていて、最初の30分ぐらいは違和感ありましたが慣れればどうということは無いです。
全長200mmに対して切刃の長さが35mmぐらい、開口も35mmぐらい、実用サイズで言うならかなり小型の剪定鋏です。
庭木や果樹の太枝を切断するには不足。中低木とかツル植物とかそういったものの切断作業には最適かもしれません。
アンビルの構造上、枝の断面は受刃側がすこし潰れます。使い方と使い道が限定されますが、特性を活かせば非常に満足感は高い道具だと思います。
【出典:Amazon】
いいハサミです!
男性
夫婦で柿畑を管理しているプロです。
普通の剪定バサミを使っていたのですが、初めてベーシックモデル"LS5104” を使ってからとても楽になったので、LOWEのアンビル式ハサミのファンになりました。
その "LS5104”は妻に譲って、自分用にこれを買い足しました。
"LS5104”と比べ、これは刃がカーブしているのでもう少し切れ味が軽いかなあ? と思いましたが大差ありませんでした。どちらもよく切れます。
"LS7107"の方が重量がわずかに重たいので、女性や手の小さい方は"LS5104”の方が良いかもしれません。
このメーカーではアンビル式しか使った事がないのですが、切れ味で裏切られることはないと思います。
高価ですが、とてもよいハサミです。
【出典:Amazon】
低評価コメント
使い慣れたはさみ
男性
果樹農家です。
これからの季節作業「剪定作業」の腱鞘炎対策として、重宝しています。
地元のJAより安く購入できたので良かった。
腰から下げたハサミケースにしまう時、毎回 開き防止のロック部分が引っかかるのでロック部品を外して使っていますが、できればこのハサミがすんなりと入るハサミケースのセット販売してほしいです。
【出典:Amazon】
LOWE オリジナルライオン 剪定鋏の一覧
LOWEライオン剪定鋏 No.7107 軽量型アンビル+バイパス式の解説まとめ【メリット・デメリット・総合評価】
メリット・デメリット
- 受け刃がアンビル型で枝を包むような形なので手への衝撃が少なく、すんなり剪定できる
- 切り刃がバイパス型なので皮が残らず切れて、一般的な剪定バサミと同じく研ぎやすい
- ヘッドがコンパクトなので軽くて扱いやすい。狭いところもスイスイ切れる
- 女性や初心者からプロまでおススメできる
- ハンドルが独特な形なので少し慣れが必要
- ヘッドがコンパクトなので、かなり太い枝を切るには力が必要
- プロ向けなので値段が高い
総合評価
切れ味 | (5/5) |
---|---|
取り回しの良さ | (5/5) |
使いやすさ | (5/5) |
手の疲れにくさ | (4.5/5) |
細い枝の切りやすさ | (5/5) |
太い枝の切りやすさ | (3/5) |
耐久性 | (4/5) |
総合評価 | (4.5/5) |
\バイパス式+アンビル式の刃の万能剪定鋏です/
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