アザミウマによる吸汁被害にあうと葉っぱの色が抜けてしまい落葉の原因となります。また、果実が被害にあうと被害にあった部分は灰褐色になり外観が損ねてしまいますので、対策をしっかり行いましょう。
- 主な発生源は園内や園周辺の雑草など(花をつける雑草で増殖する)なので定期的に除草をする。
- 光を忌避するので、樹幹下やハウス外周へ白色マルチ/光反射シートの設置をすることで被害を減らせる。
- アザミウマによる吸汁被害にあうと葉っぱの色が抜けてしまい落葉の原因となります。また、果実が被害にあうと被害にあった部分は灰褐色になり外観が損ねてしまいます。
\ 穴無し・耐久性が高い光反射シートで侵入を阻害させよう/
フィンガーライムにつくアザミウマの被害画像
アザミウマによる吸汁被害にあうと葉っぱの色が抜けてしまい落葉の原因となります。
また、果実が被害にあうと被害にあった部分は灰褐色になり外観が損ねてしまいます。
フィンガーライムにつくアザミウマの発生時期
- 主な発生源は園内や園周辺の雑草など(花をつける雑草で増殖する)
- 4月から11月まで継続して発生する。越冬態は成虫または蛹。秋季発生した成虫が地表面の落葉やゴミなどの下で越冬する。
- 卵は花弁や果梗などの組織内に1個ずつ産みつけられる。ふ化した幼虫は主に花に寄生し、花粉を餌に成長する。前蛹の時期が近づくと幼虫は地表に移動し、土中などで前蛹となる。前蛹~蛹の時期は食害せず、移動もほとんどしない。成虫になると再び花に寄生する。
- 1世代に要する期間は、15℃で約35日、20℃で約20日、25℃で約12日、30℃で約10日と短い。また、成虫の生存期間は25~30℃で45日前後である。1雌当たりの総産卵数は200~300個である。
フィンガーライムにつくアザミウマの農薬一覧・散布時期
耕種的防除
- 増殖する元である防風林(サカキ、サンゴ樹、マキなど)の剪定または伐採する。
- 樹幹下へ白色マルチ/光反射シートの設置。
- ハウス外周へ白色マルチ/光反射シートの設置。
- ハウス入り口などの開放部へ、白色ネット/防虫ネット(目合い 1.0mm以下)/アルミ蒸着フィルム混紡ネットなどで被覆。
- ハウス周辺の雑草の除去(花に誘引されるので、花をつける雑草は特に)。
- ハウス天井部に紫外線カットフィルムを設置。
- 黄色粘着トラップを設置し、成虫の早期発見に努める。
アザミウマ類に使う農薬一覧・散布時期
- スピノードエースフロアブル(スピノサイド)
※()内は有効成分
注意事項
回数・濃度は確実に守りましょう。記載してある農薬は2020年のもので、変更になる場合があるので使用前は必ずラベルを確認しましょう。また、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
アザミウマ類(ネギアザミウマを除く)に使う農薬一覧・散布時期
- コテツフロアブル(クロフェナビル)
チャノキイロアザミウマに使う農薬一覧・散布時期
- 増殖する元である防風林(サカキ、サンゴ樹、マキなど)の剪定または伐採する。
- 樹幹下へ白色マルチ/光反射シートの設置。
- キラップフロアブル (エチプロール)
- ロディー乳剤(フェンプロパトリン)
- アルバリン顆粒水溶剤(ジノテフラン)
- スタークル顆粒水溶剤(ジノテフラン)
- コルト顆粒水和剤(ピリフルキナゾン)
- マッチ乳剤(ルフェヌロン)
※ハウス栽培では乳剤で薬害生じるおそれあり
※()内は有効成分
注意事項
回数・濃度は確実に守りましょう。記載してある農薬は2020年のもので、変更になる場合があるので使用前は必ずラベルを確認しましょう。また、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
ミカンキイロアザミウマに使う農薬一覧・散布時期
- 樹幹下へ白色マルチ/光反射シートの設置。
- ハウス外周へ白色マルチ/光反射シートの設置。
- ハウス入り口などの開放部へ、白色ネット/防虫ネット(目合い 1.0mm以下)/アルミ蒸着フィルム混紡ネットなどで被覆。
- ハウス周辺の雑草の除去(花に誘引されるので、花をつける雑草は特に)。
- ハウス天井部に紫外線カットフィルムを設置。
- ダーズバンDF(クロルピリホス)
※()内は有効成分
注意事項
回数・濃度は確実に守りましょう。記載してある農薬は2020年のもので、変更になる場合があるので使用前は必ずラベルを確認しましょう。また、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
\ 穴無し・耐久性が高い光反射シートで侵入を阻害させよう/