葉っぱに絵が描かれたような被害にあう様子から、エカキムシとも呼ばれています。このエカキムシは「かいよう病」の二次被害を誘発するので厄介な害虫です。ハモグリガの発生時期と防除につかう農薬の解説をします。
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フィンガーライムにつくミカンハモグリガ(エカキムシ)の被害画像
葉っぱに絵が描かれたような被害にあう様子から、エカキムシとも呼ばれています。このエカキムシは「かいよう病」の二次被害を誘発するので厄介な害虫です。
フィンガーライムにつくミカンハモグリガ(エカキムシ)の発生時期
- 6~10月にかけて暖地では8回以上発生するケースもあるので、7月以降に発生する新梢が被害にあいやすい。
- 新芽表面の卵がふ化して幼虫が葉内に侵入して食害が発生する。被害にあった葉は雨水が入りやすく、かいよう病の発生を助長する。
- 合成ピレスロイド剤抵抗性群が確認されているので薬剤の選択に注意する。
フィンガーライムにつくミカンハモグリガ(エカキムシ)の農薬一覧・散布時期
ミカンハモグリガ(エカキムシ)に使う農薬①
- スピノードエースフロアブル(スピノサイド)
- アクタラ顆粒水溶剤(チアメトキサム)
- アルバリン顆粒水溶剤(ジノテフラン)
- スタークル顆粒水溶剤(ジノテフラン)
- ダントツ水溶剤(クロチアニジン)
- モスピラン顆粒水溶剤(アセタプリド)
- ディアナWDG(スピネトラム)
- カスケード乳剤(フルフェノクスロン)
- マッチ乳剤(ルフェヌロン)
- フェニックス顆粒水和剤(フルベンジアミド)
- エクシレルSE(シアントラニリプロール)
※()内は成分
注意事項
回数・濃度は確実に守りましょう。記載してある農薬は2020年のもので、変更になる場合があるので使用前は必ずラベルを確認しましょう。また、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
ミカンハモグリガ(エカキムシ)に使う農薬②(苗木のとき限定)
株元灌注(7月上旬)
- アクタラ顆粒水溶剤(チアメトキサム)
- スタークル顆粒水溶剤(ジノテフラン)
樹幹散布(7月)
- アルバリン顆粒水溶剤(ジノテフラン)
- ダントツ水溶剤(クロチアニジン)
※夏芽の伸長期間に5~10日ごとに柔らかい葉に散布する。
※()内は成分
注意事項
回数・濃度は確実に守りましょう。記載してある農薬は2020年のもので、変更になる場合があるので使用前は必ずラベルを確認しましょう。また、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
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