フィンガーライムの防除歴
時期 | 生育 | 病害虫 | 農薬 | 有効成分 | 希釈倍率 | 収穫前日数 /使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
12月下旬 ~1月上旬 |
ダニ類/カイガラムシ類 | マシン油乳剤95% | マシン油 | 30~45倍 | - | |
2月下旬 ~3月上旬 |
開花前 | ダニ類/カイガラムシ類 | ハーベストオイル | マシン油 | 60~80倍 | - |
かいよう病 | ICボルドー66D(予防剤) | 塩基性硫酸銅 | 60倍 | - | ||
- | グッドパートナー25 | 肥料成分 | 1000~1500倍 | - | ||
3月中旬 ~5月中旬 |
開花直後 | そうか病 | デランフロアブル(予防剤) | ジチアノン | 1000倍 | 30日/3回 |
開花期 | 黒点病/そうか病/ 灰色かび病 |
ナティーボフロアブル(治療剤) | テブコナゾール トリフロキシストロビ |
1500倍 | 前日/3回 | |
訪花害虫(アゲハ等) | ロディー乳剤 | フェンプロパトリン | 2000倍 | 7日/4回 | ||
5月下旬 ~6月上旬 |
新梢伸長 | 黒点病 | ジマンダイセン水和剤(予防剤) | マンゼブ | 600倍 | 90日/4回 |
カイガラムシ類/サビダニ/ チャノホコリダニ |
モベントフロアブル | スピロテトラマト | 2000倍 | 7日前/3回 | ||
アゲハ類 | フェニックス顆粒水和剤 | フルベンジアミド | 4000倍 | 前日/2回 | ||
6月中下旬 | 新梢伸長 | 黒点病 | ストロビードライフロアブル(治療剤) | クレソキシムメチル | 2000倍 | 14日/3回 |
ダニ類 | ハーベストオイル | マシン油 | 200倍 | -/- | ||
チャノキイロアザミウマ | アドマイヤーフロアブル | イミダクロプリド | 3000倍 | 14日/3回 | ||
ハダニ | ダニコングフロアブル | ピフルブミド | 3000倍 | 前日/1回 | ||
アゲハ類 | モスピラン顆粒水溶剤 | アセタミプリド | 2000倍 | 14日/3回 | ||
7月上中旬 | 新梢伸長 | 黒点病/そうか病/かいよう病 | ナリアWDG(治療剤) | ピラクロストロビン ボスカリド |
2000倍 | 14日/3回 |
ICボルドー412(予防剤) | 銅 | 50倍 | - | |||
アゲハ類/コナジラミ類/ハモグリガ | ダントツ水溶剤 | クロチアニジン | 2000倍 | 前日/3回 | ||
チャノキイロアザミウマ/ サビダニ/ホコリダニ |
アグリメック乳剤 | アバメクチン | 2000倍 | 7日/3回 | ||
8月上旬 | 新梢伸長 | 黒点病/そうか病 | ナリアWDG(治療剤) | ピラクロストロビン ボスカリド |
2000倍 | 14日/3回 |
ICボルドー412(予防剤) | 銅 | 50倍 | - | |||
チャノキイロアザミウマ | キラップフロアブル | エチプロール | 2000倍 | 21日/2回 | ||
ヤノネ/コナカイガラムシ類 | アクタラ顆粒水溶剤 | チアメトキサム | 2000倍 | 14日/3回 | ||
アゲハ類/コナジラミ類/ハモグリガ | ダントツ水溶剤 | クロチアニジン | 2000倍 | 前日/3回 | ||
8月下旬 ~9月上旬 |
新梢伸長 | アゲハ類/アザミウマ類/ ハマキムシ類 |
ディアナWDG | スピネトラム | 10,000倍 | 前日/2回 |
ハダニ・サビダニ | ダニゲッターフロアブル | スピロメシフェン | 2000倍 | 前日/1回 | ||
※8月下旬 ~10月 |
収穫前 | 果実腐敗病/貯蔵病害 | ベンレート水和剤(治療剤) | ベノミル | 6000倍 | 前日/2回 |
ベフラン液剤(治療剤) | イミノクタジン | 3000倍 | 前日/2回 | |||
- | グッドパートナー25 | 肥料成分 | 500~1000倍 | - | ||
サビダニ | イオウフロアブル | 硫黄 | 400倍 | - |
①時期別に農薬を記載していますが、成分によっては使用回数が決められているので注意しましょう。
②栽培地によって生育時期が異なるので、栽培地の防除歴または普及所に確認してから農薬は使用しましょう。
③上記の農薬および倍率は2023年のを基準に記載しております。使用前は必ずラベルを確認しましょう。
フィンガーライムで注意する害虫は アゲハ類、ダニ類、アザミウマ類、ハマキムシ、ハモグリガです。
病気は、かいよう病、そうか病、黒点病に注意します。
農薬散布に役立つ道具
農薬希釈倍率アプリ
農薬希釈くん
Bayer Group無料posted withアプリーチ
オススメ度:(5/5)
解説
スマホで簡単に希釈倍率を計測できるアプリです。
倍率間違いをしないように、使う前に必ずこれで計算しています。
計量カップ 1ℓ
オススメ度:(5/5)
解説
1ℓの計量カップです。小型の計量カップに農薬を入れて水和剤などの場合は、いったんコレに入れて溶かしています。
防水のデジタル秤
オススメ度:(4/5)
解説
値段は少しはりますが防水のデジタル秤です。農薬が付いても洗い流せるのがおすすめです。
農薬かき混ぜ棒
オススメ度:(4/5)
解説
農薬をかき混ぜるときに使う棒です。
電動ドリルなどに取り付けて溶かすのも良いですし、面倒ならそのまま手でぶん回せば農薬を溶かすことができます。
カップなどがプラスチック製なので、傷つかないようにプラスチック羽のを選びました。
また、木材の太鼓ばちでの代用もオススメです。多少乱暴に扱っても耐久性があるので管理が楽です。
バケツ
オススメ度:(4/5)
解説
衝撃に強いので多少雑に扱っても壊れないのでおすすめ。
小型メスシリンダー
オススメ度:(4/5)
解説
農薬は1000倍や2000倍と倍率が高いモノが多いので小型のメスシリンダーがあると助かります。
1000倍で5ℓ散布する場合、5mlの農薬をスポイトを使って採取しますが、使い終わった時に共洗いしたり水で綺麗にしなくちゃならないので、スポイトだと結構面倒です。
メスシリンダーであればザッと入れて、簡単に水道で洗えるので1つ持っていると便利です。
農薬噴霧器
オススメ度:(4/5)
解説
乾電池式で6本必要ですが、その分パワフルに散布してくれるので農薬のかけ残しを無くせます。
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