ブドウの本摘粒の仕方を動画で作成しました。
上段は何粒残す?中段は?などの解説も図でも解説しています。
藤稔などの4倍体巨峰系品種の摘粒の仕方です。
シャインマスカットは少しことなるのでご注意ください。
ブドウの本摘粒の動画
粒の残し方を図で解説
ブドウの摘粒の仕方の指標です。
上のは藤稔の場合になります。
シャインマスカットでは軸長が11cmほどになり粒数も42粒ほどになり、
摘粒の仕方が変わってきます。
摘粒の仕方の順序
必ず落とすべき粒
今の時点で小さな粒は必ず落とします。
残しても正常な粒には成長しないので必ず摘粒しましょう。
基準の軸長より上の段は落とす
藤稔の場合は基本の軸長が8cmなので、それより上の段は落とします。
軸の長さと粒の大きさによりバランスが崩れてしまうので必ず基準の長さにしましょう。
軸長が長すぎの場合と短い場合のことを紹介した投稿もあります。
段ごとに落とす粒が異なる
上段、中段、下段によって落とす粒が異なります。
上段で下向きを残してしまうと収穫時に中段の粒を圧迫して裂果してしまいます。
同様に下段で上向きを残すと中段の粒を圧迫してこれまた裂果に繋がります。
中段は水平の粒のみを残すようにしましょう。
注意ポイント
上段で下向きを残してしまうと収穫時に中段の粒を圧迫して裂果する恐れがある
同様に他の段を圧迫する粒は落として収穫時に圧迫させないようにしましょう
段ごとに残す粒数
上の房では合計数が33粒と基準の35粒から少なくなっています。
実際には房ごとにズレが生じますので30~35粒以内に収まるようにします。
上段3段は4粒で最下段は1粒にすると収穫時に房型が綺麗になります。
摘粒後は防除した後にすみやかに袋かけをします。
まとめ
摘粒にはルールがあります。そのルールにのっとって摘粒することで
綺麗な房型のブドウができます。
ただし品種によって異なるので一概にはこれと言えませんので
参考程度にお願い致します。
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