環状剥皮をしてから約30日後の幹の様子とブドウの着色の様子を紹介します。
環状剥皮をしたブドウとしてないブドウの着色具合の比較画像ものせています。
- 30日後で着色の差がハッキリしている
- 着色不良対策をするなら環状剥皮
- 環状剥皮処理をした場合は例年よりも早めに鳥獣害対策をする
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30日後の環状剥皮をした幹の様子
環状剥皮処理をしてから30日ほど経って切り口が癒合しました。
癒合を確認できたらガムテープはキチンと剥がします。
そのままにしておくとブドウスカシバが入り込んで幹が食害にあうので注意しましょう。
環状剥皮処理をしたブドウとしてないブドウの比較
比較できるように同じ木を使っています。
片方の亜主枝は環状剥皮処理をして、もう片方の亜主枝は処理をしていません。
環状剥皮をした樹の方が光合成をした養分が転流して、房に貯まることでアントシアニンが生成されているようです。
環状剥皮処理をした結果、思わぬデメリットが発生
着色が進んだ結果、通常よりも収穫期が早くなるので害獣であるハクビシンが、通常よりも早めに襲来してブドウが食べられてしまいました。
例年はもう少し遅い時期にくるのですが環状剥皮により『房の着色が進んだ=糖度が乗ってきた』のを嗅ぎ取り早めに来たようです。
環状剥皮処理をした時は例年よりも早めに電気柵の設置や、鳥の被害がある場合は早めに鳥獣害対策の道具を設置する教訓を学びました。
鳥獣害対策で使っている道具
電気柵
電気柵は確実な効果があります。
上のアニマルバスターはソーラーパネルやバッテリーなどのセットなので、購入後直ぐに設置できるので楽です。
バッテリー以外にも乾電池にも対応しているので、バッテリーが故障した場合に切り替えるのも簡単です。
ただし、ハクビシンなどは棚をつたって移動するので、棚の外側に設置するようにしましょう。
防鳥糸
確実な効果がある
青木果樹園
糸を張っておくだけで鳥が嫌がって来なくなります。
キラキラ光るのも襲来防止の効果があるので大事なブドウをこれで守りましょう。
カラス避け
場所を変えて使用する
青木果樹園
カラスの被害に合っているならば、カラスの模造品も効果があります。
カラスは頭が良いので模造品のカラスの死骸を吊り下げておくと、近寄らなくなります。
ただし学習するので場所は3、4日ごとに変えると効果が長続きします。
ムクドリ・オナガ対策
効果は長続きしないので頻繁に使う
青木果樹園
ムクドリやオナガなどがいる場合はロケット花火がオススメです。
その都度、発射しなければなりませんが使うと一斉に逃げていきます。
鳥の嫌がる音を出す機械と併用して使っています。
環状剥皮をしたブドウしてないブドウの着色を比較|まとめ・参考資料
- 30日後で着色の差がハッキリしている
- 着色不良対策をするなら環状剥皮
- 環状剥皮処理をした場合は例年よりも早めに鳥獣害対策をする
参考資料
関連
確実な効果がある
青木果樹園