桃の環状剥皮をしました。

桃の環状剥皮は枝の樹勢を落とし、その枝につく果実の着色促進や、新梢を発生させるための方法です。
ジョイント栽培をしていても、根元に近い枝はどうしても強い枝が出がちです。
そのまま放置しておくと養分がそこに引っ張られてしまい、先端まで養分が流れずに、均一に枝が出なくなってしまいます。
さらに桃は切り口から新梢が出にくい果樹なので、一度芽が無くなってしまうと枝がまばらになってしまいます。
※腹接ぎすれば何とかいけるかな。。
なので環状剥皮をして樹勢を落としつつ、新梢を発生させるためには環状剥皮は重要です。
環状剥皮に便利な道具!
枝を挟みこむタイプの小さなハサミです。
ワンタッチで枝を挟んで
クルッと回すだけで環状剥皮ができます。
環状剥皮後は必ずビニールテープなどで切り口を覆います。

環状剥皮の時期は?
•開花時期
•満開から30日後
と論文には書いてありました。
環状剥皮をすると果実がやや大きくなり、新梢の発生も促進されるようです。
桃のジョイント栽培では新梢の発生が大変重要なので、環状剥皮をして、安定した生産を目指していきます。
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▼ ここから下は2026年に追記した解説です。上の写真と説明は当時の記録のままです。
環状剥皮でなにが起こる?
葉で作られた養分は、皮のすぐ内側(師部)を通って根へ運ばれます。皮を一周はぐとその流れが一時的に止まり、剥皮した枝の勢いが落ち、養分が枝や果実にとどまります。その結果、枝の太りすぎが抑えられ、剥皮部の近くから新梢が出やすくなります。

ジョイント栽培の桃で使う場面
| 場面 | 対処 |
|---|---|
| 根元に近い側枝が太くなってきた | 付け根近くを環状剥皮 |
| 細いが勢いの強い枝 | ひもできつく縛ってくびれを作る |
| 芽がなくなって枝がまばら | 剥皮で新梢の発生を促す。腹接ぎで芽を補う方法も |
やり方の注意点は桃に環状剥皮をして枝の樹勢を弱める方法、剥皮後の枝の様子は環状剥皮後の枝で紹介しています。
参考:「施設栽培モモの開花期の環状剥皮による果実肥大の促進」ほか。環状剥皮の時期・可否は品種や地域の栽培暦で異なるため、JA・普及センターの指導もあわせて確認してください。
桃の環状剥皮の記事
- 環状剥皮で新梢を出させる(この記事)
- 環状剥皮で枝の勢いを弱める方法
- 環状剥皮後の枝とバランス
ジョイント栽培全体の記録は「桃のジョイント仕立て」から順に読めます。

