ブドウの栽培

【ブドウの房作り】基本から奇形果の対応などの応用を画像で解説

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【ブドウの房作り】基本から奇形果の対応などの応用を画像で解説 97

 

 

ブドウの房作り・花穂整形について画像で解説します。

奇形の房などの時の対応や、花穂の長さがなぜ○cmなのか?などを画像と一緒に説明します。

 

ブドウの房作りの指標

例えば指標で〇〇は3.5cmにすると書いてある時は、開花初期に3.5cmにします。

開花初期になると房の長さはストップし、あとは開花するだけなのでそのタイミングで行います。

ですが、正直なところ開花初期頃から房作りを始めていたら間に合いませんので、開花初期前から房作りをしています。

その場合は3.5cmよりも短くします。

開花初期より前に3.5cmピッタリにしておくと、房は成長して伸びるので開花初期の頃には3.5cmを超えてしまいます。

そうすると指標より長くなるので下のようになります。

 

指標より長い場合

注意ポイント

  1. えび反りなどの奇形果になる。
  2. 養分が分散し肥大に悪影響を及ぼす。
  3. 房が長くなるので摘粒の作業効率が悪くなる。

特に作業時間が伸びるのと奇形果が問題です。

シャインマスカットの房作りの方法、奇形果になる長さも記載

ですので、開花初期よりも前に房作りをする場合は、指標の長さよりもやや短くしましょう。

 

4倍体品種の花穂の長さ

藤稔やピオーネなどは3.5cm以内に収めます。

シャインマスカットは4cmです。

調べてみると花穂整形後の摘粒などの方法が地域でやや異なるんですね。

京都 シャインマスカットの房作り方法

 

ブドウの房作りの基本

 

1、房の長さの調整

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房の長さを決めてそれ以外の部分をハサミで切ります。

房の長さは3.5cm(黒の線)までにします。

房を切り終えたら次はジベ処理をしたかどうかの判断をするマーカーを作ります。

 

2、ジベ処理用のマーカーの作成

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房の部分から3~5cm上の部分にマーカーを作ります。

このマーカーはジベ処理をしたら折ります。ジベ処理は2回行うのでマーカーは2つ残しました。

房からマーカーの部分までは丁寧にハサミで切りました。※収穫時に軸も商品となる部分なので丁寧にハサミで切ります

マーカーより上の部分は手で削いで作業効率を上げます。

※手で削ぐと薄皮も一緒に剥がれる時があります。剥がれるとそこは茶色くなり見かけが悪くなります。

マーカーより上部は収穫時に切り落としてしまう部分のため、茶色なっても問題ない(到熟すると茶色になるんで)ので、手で削ぎます。

 

ブドウの房作りの応用(奇形果の対応)

 

穂先が二股以上の場合

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    二股の花穂(切る前)

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    切った後の花穂

上記の場合は形がまっすぐで良い方を残し、片方を切り落とします。

 

花穂が途中から二股の場合

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    房切り前

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    房切り後

形が真っ直ぐな方を残します。

 

主穂と副穂の違い

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同じ箇所から途中で枝分かれをして、できているものです。

主穂はしっかりとした穂で素直に伸びている方を指します。

副穂は主穂が病害虫などで障害があった際に使用します。

主穂に問題がなければ副穂を切り落とします。

 

第一花穂と第二花穂ではどちらを使う?

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    軸がしっかりしている方

基準は

  1. 軸が太くしっかりしている
  2. 変形していない。
  3. 病害虫による障害が無い。

傾向としては第一花穂の方が先にできた器官のため、成長が早いです。

ですが、上記の基準と照らし合わせて第二の方が良いならそちらを使います。

第二花穂が良ければ成長が第一花穂に追いつきますので、一概に第一花穂の方が良いとは言えませんのでご注意を。

 

強風による擦れ被害

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強風で葉などに擦れて花穂が無くなってしまった房。

花穂が出てきて伸びてきた5月上中旬頃に誘引します。

目安としてGW明けの時期から行います。

 

扁平状の花穂

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軸が扁平状になっていて粒が多い場合は、軽く手でつまんで粒を減らしてやります。

 

 

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