ようやく苗の定植が終了しました。
植えるときにあたってのポイントを紹介します。
接ぎ木テープは剥がす

これはジョイント苗に限らずですが、付着しているテープは必ず剥がします。
そのままにしておくと、苗が育った時に食い込んでしまうからです。
苗の長さから株間を決める

注文した幸水の苗の長さは250cmほどとかなり良い苗でした。
主枝ラインの高さが60cmなのと、曲げた時の枝の長さが20cmと仮定して、
250−(60+20)=170cmを株間とします。
ただ全ての苗が250cm以上では無いので、そこから-20cmの150cmを株間にしました。
株間に余裕をもたせないと、いざ接ぎ木をする際に苗が届かなくて再度埋め直しする状況になってしまいます。
ただ逆に株間が狭すぎるとジョイント後に枝が暴れやすくなる可能性もあるので注意が必要です。
その時は主幹を間伐する必要があります。
ココがポイント
苗の長さ-(主枝ラインの高さ+曲げる部分20~30cm)=株間
定植後の状況

株間150cmで定植しました。
後は支柱を一本一本立てて、Nバンドで主幹と主枝ラインを留めます。
サイズはN165かN185あたりが丁度良かったです。
支柱と苗木を留めるならN185。
苗木と誘引線を留めるならN165と使い分けています。
芽が完全に動く前にしないとなぁ。。
まとめ
ポイント
・接ぎ木テープは外す
・苗の長さから株間を逆算する
・芽が動く前にNバンドなどで主枝を留める
・Nバンドは185~165がお勧め
▼ ここから下は2026年に追記した解説です。上の写真と説明は当時の記録のままです。
株間の計算(図解)

本文の計算は、苗の長さ250cmから「主枝の高さ60cm」と「曲げる部分20cm」を引いて 250 −(60+20)= 170cm。苗の長さのばらつきを考えて、20cm短い150cmを株間にしています。
試験での株間の例
| 樹種・仕立て | 主枝の高さ | 株間(樹間) | 苗の長さ |
|---|---|---|---|
| ナシ・平棚(神奈川県) | 棚の高さ近く | 1.5m(試験では2m) | 全長3.3m以上 |
| ナシ・V字(農研機構「王秋」) | 約80cm | 1.5〜2.0mが標準 | 主枝が低いので長大な苗は不要 |
| ナシ・20世紀系(鳥取県) | 1.0mまたは1.8m | 1.5〜2.0m | 3.3mなら1.5m、3.8mなら2.0m |
| スモモ(群馬県) | 棚下20〜30cm | 1.5m | 全長3.3m以上 |
| モモ(広島県) | 約155cm | ― | 3.5m以上の大苗 |
見たい項目を選んでください
- ナシ・平棚(神奈川県)
- 棚の高さ近く
- ナシ・V字(農研機構「王秋」)
- 約80cm
- ナシ・20世紀系(鳥取県)
- 1.0mまたは1.8m
- スモモ(群馬県)
- 棚下20〜30cm
- モモ(広島県)
- 約155cm
- ナシ・平棚(神奈川県)
- 1.5m(試験では2m)
- ナシ・V字(農研機構「王秋」)
- 1.5〜2.0mが標準
- ナシ・20世紀系(鳥取県)
- 1.5〜2.0m
- スモモ(群馬県)
- 1.5m
- モモ(広島県)
- ―
- ナシ・平棚(神奈川県)
- 全長3.3m以上
- ナシ・V字(農研機構「王秋」)
- 主枝が低いので長大な苗は不要
- ナシ・20世紀系(鳥取県)
- 3.3mなら1.5m、3.8mなら2.0m
- スモモ(群馬県)
- 全長3.3m以上
- モモ(広島県)
- 3.5m以上の大苗
株間が狭すぎ・広すぎるとどうなる?
- 狭すぎ:1本あたりの主枝が短く、樹勢の強い品種(幸水・あきづきなど)は枝が暴れて花芽がつきにくくなる(品種と株間)
- 広すぎ:苗が隣の木に届かず、接ぎ木を1年遅らせることになる(届かなかったときの対処)
参考:神奈川県農業技術センター「ナシのジョイント仕立て」、神奈川県「果樹ジョイント仕立て 成果集」(モモは広島県、スモモは群馬県の事例)、農研機構「ナシ『王秋』のジョイントV字トレリス樹形」。数値は試験条件でのもので、品種・地域・樹勢で変わります。
ジョイント栽培の記録(2014〜2019年)
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