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梨の栽培 慣行栽培(二本主枝や長梢)の方法

【梨の二本主枝の作り方】若木の剪定方法を解説

2017年1月11日

【梨の二本主枝の作り方】若木の剪定方法を解説

若木の段階での管理がとても重要です。

この時期に主枝の出し方や誘引を間違えると、成木になった時の側枝の誘引がしにくかったり、木の形を修正するなどで、収穫始めが遅くなったりなどの負の連鎖がおきてきます。

ですので、若木の管理は最も重要です。

若木の管理

苗木を切り戻して、新梢を二本出します。
その時の分岐点の位置は棚から約60cm程(50cmでも可)です。

•棚〜分岐点まで 60cm(50cm)
•棚〜支柱をとりつける所まで 40cm(30cm)
•支柱から分岐点まで 20cm

若木の管理(【梨の二本主枝の作り方】若木の剪定方法を解説)

このような位置にする事で、誘引がし易くなります。

主枝はなるべく棚下に。

主枝はなるべく棚下に。(【梨の二本主枝の作り方】若木の剪定方法を解説)

また、支柱をなるべく棚下します。
主枝は支柱に添わすので、主枝が棚下にある状態になり、側枝を誘引し易くなります。

棚上に主枝があると、誘引した側枝が弓なり状になり、曲がった所から徒長枝が出易くなるので、主枝はなるべく棚下に配置します。

主枝を切り戻す時の注意点

主枝を切り戻す時の注意点(【梨の二本主枝の作り方】若木の剪定方法を解説)

先端の切り戻すところは横芽の先にします。

これが上向きの芽や下向きの芽だと、凸凹になり、支柱に添わすのが難しくなります。

右の横芽から新梢が出たら、来年は切り戻す時に左の横芽の先で切り戻します。
そうする事で主枝が真っ直ぐになります。
右→左→右→左=真っ直ぐ

最初の管理が失敗すると、凄い憂鬱になります。

紐を使わずにこれでパチッととめています。
台風などで紐が緩まないので支柱も外れたりしないため、便利です。

▼ ここから下は2026年に追記した解説です。上の写真と説明は当時の記録のままです。

二本主枝の若木(図解)

棚から60cm下で2本に分け、支柱は棚の40cm下に取り付ける
棚から60cm下で2本に分け、支柱は棚の40cm下に取り付ける

年ごとの作業の目安

年 やること
1年目(植え付け) 苗を切り戻し、分岐点の高さから新梢を2本出す
2年目 主枝を支柱に沿わせて棚下へ。先端は横芽の先で切り返し、30〜45°に上げる
3年目〜 主枝の左右に側枝を配置し始める。主枝の上や先端には実をならせない
成木まで 主枝の先端を伸ばしつつ、側枝を更新していく

失敗しやすいポイント

  • 分岐点が高すぎると、主枝が棚の上に出て側枝の誘引がしにくくなる
  • 上向き・下向きの芽で切り返すと、主枝がでこぼこに曲がる
  • 主枝の上に実をならせると、その芽が伸びずに短果枝になる(主枝上の果実を落とす理由)

あわせて若木の仕立て方(先端の角度)も参考にしてください。

参考:各県のナシ栽培指針・試験成績(熊本県・茨城県など)。数値は品種・地域・樹勢で変わるため、地域の栽培暦もあわせて確認してください。

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