梨の栽培

【梨の本摘果のやり方】果実の残し方とその理由を画像で解説

2018年6月13日

【梨の本摘果のやり方】果実の残し方とその理由を画像で解説 21

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梨の本摘果についてです。残す間隔や落とすべき果実を画像付きで解説します。

果実を実らせる間隔(距離)

およそ【3果そうに1果、もしくは15cm毎に1果の間隔】に実らせます。

葉枚数により実らせる数が決まっていますが、だいたい上記の間隔が基本です。
【果そう】とは分かりやすく言うと【一カ所】のことです。
なので上記を言い換えると3カ所に1果を実らせます
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赤丸が【果そう

なぜ果実同士の距離をあけるのか?その理由

なぜ距離を開ける必要があるのか?というと、
仮に一番上の画像のように距離をあけずに実らせてしまうと、
果実が大きくなった時に果実同士がぶつかり合った所に虫が入ってしまい、果実を食い荒らしてしまうからです。

果実がぶつかり合う所には農薬がかからないので、そこにシンクイムシという小さな芋虫が入り食い荒らす可能性が高くなります。

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梨は一部でも虫の被害があるとギフトなどの商品には使えないため廃棄するはめになります。

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シンクムシの食害を受けた果実

なので、必ず距離をあけて実らせるのが重要になります。

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真ん中の果実を摘果して距離をあけました

果実はとにかく実らせればいいわけではありません。

必ずルールがありそれに沿わないと収穫量が減ります。

ポイント

3果そうに1果 または 15cmごとに1果 の割合
虫が入るため果実の隣り合わせは絶対にしない

シンクイムシの生態

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シンクイムシの被害にあった果実

生態
ナシヒメシンクイは、成熟幼虫が粗皮下などに繭を作って越冬し、3月末ごろから蛹化する。
越冬世代成虫は4月上旬から出現し、ついで第1世代成虫は6月下旬頃に、第2世代成虫は7月下旬頃に、第3世代成虫は8月下旬~9月上旬に発生するが、地域間差があり年間発生回数は3~5回である。
越冬世代成虫はいったんナシ園を脱出し、モモやウメなどの新梢、果実を食害して増殖する。
7月以降に発生する第2世代以降の成虫は、ナシ園に多く飛来して果実を加害するため、被害が大きくなる。
モモシンクイガは、成熟幼虫が土中に繭を作って越冬する。年1~2回の発生で、成虫は6月から9月まで発生する。
引用:シンクイムシ類

リンク先の画像が分かりやすいです。
5月上旬~下旬にかけての防除を徹底することで被害を軽減できます。

ナシヒメシンクイのフェロモントラップ

フェロモントラップについて

結果枝の先端二カ所は摘果をする

結果枝の先端2カ所は必ず摘果をして果実は全て落とします
先端に2カ所は新梢を伸ばすことで先端まで養分を引っ張る役割があります。
先端に果実が実っていると、新梢にいく養分が果実に行ってしまい伸びなくなり
先端まで行くはずの養分が均一にいかなくなり、枝の生育バランスが崩れてしまいます
なので必ず先端2カ所は全摘果をします。

ポイント

結果枝の先端2カ所は全摘果をする。

弓なり果は先端のみ残す

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上の画像のように結果枝から少し長めの枝が弓なりにして棚に縛り付けている場合、その先端の果実のみ残します
枝の途中に果実をならせても枝が細いため、枝が果重に耐えきれず折れる可能性があるからです。

軸の短い果実は摘果する

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摘果前

3果そうに1果の割合で残しますが軸が短い果実があった場合は率先して摘果します。
これは残しても果実が生長したときに果重に耐えきれず、軸折れしてしまうからです。

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摘果後

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